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オーダースーツを作る前に、体臭・口臭をなんとかしてください

2017年7月27日(木)18時38分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

 いい年した大人が、公衆衛生やマナーで人からたしなめられるというのは決して気分のいいものではないものでしょう。「ちょっと、口臭いよ?」と言われたら、臭い口でどなりつけてやりたくなることでしょう。しかし、それを一番とがめるべきパパとママに適当に流されてしまった人がもしかしたらいるかもしれない。ここでやらなければ誰がやる。ということで、以下、チェックしてみてください。ここのチェックがクリアできない限り、基本的にファッションで何をどうしようが無駄ですし絶対モテません。

 まず、においです。先天的な要因によるにおいだったら、(程度はありますが)大人は寛容です。他人に殺意を抱かせる体臭とは、「やれば子供でも防げることを、していないがために発生するにおい」です。強烈な口臭の持ち主が「このスーツ、オーダーなんだ」と話しているのを聞いたら、とりあえずしゃべらないでほしいと思うはずです。まず、以下2つは大丈夫ですよね?

①毎日風呂に入る(汗拭きシートで拭いてるからOKとかはだめです)
②毎日歯を磨く

 タバコを吸う人やコーヒーを飲む人は特に念入りに。鼻炎などで普段から口呼吸の人は圧倒的に口臭が伝わりやすいので、万全の口臭対策か鼻炎の改善を。また、100円ショップで買えるので、毎日歯間ブラシも使いましょう。歯間に口臭の原因がみっちりつまっています。とれたブツをそっと嗅いでみれば、三途の川が見えるはずです。お口クチュクチュ系の洗浄液はあくまで補助的なもので、メインは歯ブラシと歯間ブラシです。物理的な力で口臭のもとをこそげとりましょう。

【参考記事】ビル・ゲイツの鼻をクンクンさせた驚異の「消臭力」とは?

においふたたび

 先ほどは紳士の皆様に、体臭や口臭はないかと大変失礼な質問をしてしまい申し訳なかったのですが、体臭や口臭といったわかりやすい「ダメなにおい」以外にも、男性がよくさせがちな「ダメなにおい」に「香水やオーデコロンのつけすぎ」があります。

 あなたがホストならば、蠱惑的な香りをまとわせ、女たちを悩殺させるのも仕事のうちです。しかしそれ以外の職に就いているならば、別に香水をつける必要はありません。「ずいぶんおしゃれ(笑)がお好きなんですね」と周囲に思われるだけです。果たしてその印象は「仕事できそう」につながるでしょうか。また、ここで「おしゃれ」ではなく、「おしゃれ(笑)」と表記したことに注目してください。シーンを選ばない度の過ぎた香りはおしゃれなどではなく「おしゃれ(笑)」です。

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