オーダースーツを作る前に、体臭・口臭をなんとかしてください
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<体臭、口臭、香水にオーデコロン。においは時に他人に殺意を抱かせる。ビジネスマンのためのスーツ術を書いたイメージコンサルタントが説く、着こなし以前の「におい問題」について>
スーツはおしゃれの道具ではなく、ビジネスツール。どんなに流行っていようと、どんなに似合っていようと、ビジネスシーンにふさわしい格好でなければNGだと、イメージコンサルタントの石徹白未亜氏は言う。だが現実には、残念なスーツ姿の男性が珍しくない。
そこで、石徹白氏は『できる男になりたいなら、鏡を見ることから始めなさい。――会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術』(CCCメディアハウス)を出版。紳士服売り場でやってはいけない買い方から、値段以上の価値のあるスーツの選び方まで、軽妙なタッチでビジネスファッションのルールを解説した。
本書から一部を抜粋し、3回に分けて転載するシリーズ。第2回となる今回は、体臭や口臭、さらには香水やオーデコロンなどの「におい問題」について。
「会話術を磨く前に知っておきたい、ビジネスマンのスーツ術」と銘打った本なのに、なぜ石徹白氏は「におい問題」に7ページも割いているのか。その答えは――。
※第1回:スーツはおしゃれの道具じゃない、「細身」では信用されない
におい問題
もちろん本書を手に取る人はそういったことに一切該当しない紳士だと信じており、こういったことを書くのは大変気が引けますが「着こなし」は「公衆衛生」と「一通りのマナー」「姿勢」「髪」が標準に達しているからこそはじめて光り輝くものです。しかし、この優先順位が滅茶苦茶になっている人をたまに見かけます。「クチャラー(食べ物を食べるときにクチャクチャいう)だが、ファッションにはとても気をつかっている人」とか、「常に貧乏ゆすりをするが、(以下同文)」とか。
こういった人って、見かけるのは男性ばかりです(女性で見かけたら、ぎょっとしませんか?)。これは、ママが娘に対しては厳しくしつけたものの、息子はわんぱくでもいい、たくましく育ってほしいの教育方針だったからだと思われます。しかし、女の子がしていてみっともないことは、男の子がしていても成人男性がしていてもみっともないものです。