小売店を打ちのめしたアマゾン 今なぜ実店舗に手を出すの?
競合排除の特許まで登録するアマゾン
アマゾンはショッピング時の価格比較をブロックするという特許で、密かに競争における自分たちの地位的優位を確保しようとしている。これはオンライン店舗や携帯を使ったショッピングについてのものである。特許内容によると、アマゾンが開発した技術は、顧客がWiFiにアクセスした時に彼らのインターネット上のトラフィックを特定し、彼らが競合他社のサイトにアクセスした際はそれを検知するものだという。
おそらくはこのテクノロジーを使い、競合他社のサイトへのアクセスをブロックしたり、大量の値下げクーポンの類を顧客に送りつけたりするのだろう。見回っているスタッフに顧客をレジまで案内するよう、アラートを出すようなことも行われるのかもしれない。
日本でもAmazon Echo年内発売?既に業界は戦々恐々
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) 2017年1月30日
声のコマンドを理解して家電製品のスイッチを入れたり天気を知らせてくれる大ヒットデバイスが遂に日本上陸!?#Amazon #alexa https://t.co/Jgq6kWH26k pic.twitter.com/1rRYFwXYCF
そしてAlexaが組み込まれたバーコードリーダー Amazon Dash Wandを忘れてはいけない。Wandの価格はたったの20ドルである。そう遠くない将来、彼らが音声で起動するデバイスを家庭で使われる携帯アプリの切り札として持ってくることを匂わせる。
ではこれがホールフーズにどういったことを意味するのだろうか? ロボットを使ったサラダバーが運営されるようになったりするだろうか? 信義や信条よりも価格が優先される中、顧客は安価な食品を求め続けるであろうが、逆に私は「健康志向が高い」というホールフーズの顧客の倫理がアマゾンに浸透するのだと考えたい。