ダイアナの精神的状態は悪化しつつあったが、当時はそれが正しく理解されていなかった。ダイアナはやがて、摂食障害の一種である過食症に苦しむようになった。過食症は1980年代の当時、ほとんど解明されていない病気だった。
「ダイアナが摂食障害に陥った決定的な原因を突き止めることは不可能だが、とつぜん名声を得たことや、常に人に見られ、追いかけられ、写真を撮られ、話題にされることから生じるストレスは、たとえダイアナが自信にあふれた19歳であったとしても対処が難しかっただろう」とジュナーは記している。
(翻訳:ガリレオ)