バービーの彼氏「ケン」の最新スタイルはお団子ヘア
多様な「ケン」
マンバン以外にも、いろいろなタイプのケンがお披露目された。そもそも昨年発売されたファッショ二スタシリーズは、子供たちの多様性というコンセプトをバービーの世界に反映させたもの。今回加わったケンの肌の色は7種類、髪型は9種類と幅広く、身につけた洋服もスポーツ、トラッド、ビジネスまでそろっている。
バービーの誕生から2年後の1961年に登場した初代のケンは、フルネームを、ケン・カーソンといい、今年で56歳を迎える。ケンの情報を掲載する「ManBehindtheDoll.com」によると、これまでバスケットボール選手、国王、サッカー選手、写真家、旅人、フィギュアスケート選手、カウボーイなど様々な職を渡り歩いてきた。
(今回発売されたケンたち)WATCH: Mattel introduces a new line of diverse Ken dolls (INCLUDING MAN BUN KEN): https://t.co/rF9l5l71fz pic.twitter.com/MuM5fujcNo
— Good Morning America (@GMA) 2017年6月20日
ガールフレンドのバービーは昨年、大々的にモデルチェンジを果たしたが、ケンのスタイルチェンジは初めて。副社長兼取締役リサ・マックナイトは「バービーとケンのラインナップを増やすことで、若い世代にマッチした製品を模索している」という声明を出した。時代に合わせてケンをアップデートさせることは自然で、バービー人形で遊ぶ少女たちそれぞれのニーズに合わせるのが目的だ。
(昨年2月に発表されたバービーは33種類も)We proudly add three new body types to our line. Meet the new dolls. https://t.co/JDeqzI59nX #TheDollEvolves pic.twitter.com/IJVcVhfPkL
— Barbie (@Barbie) 2016年1月28日
カスタマイズ効果に期待
多様なケンの発売について、玩具レビューサイト「TTPM.com」の編集長、ジム・シルバーはロサンゼルス・タイムズ紙に「バービーと同様にマテル社に利益をもたらす」と指摘。バービーで大幅なラインナップを追加したように、顧客に親和性の高い製品を送り出す同社の方針は経営にプラスだと語った。
バービーとケンが発売から半世紀以上も人気を守り続けるその秘訣は、絶え間ないアップデートにある。多様性の尊重が叫ばれるこの時代に2人は、今後さらに別の顔を増やすだろう。
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