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英メイ首相「トランプ氏の英訪問に変更ない」 180万人が反対署名

2017年2月21日(火)11時19分

2月20日、トランプ米大統領(写真右)の英国訪問に対する国民の反発が高まるなか、英政府は大統領の公式訪問を予定通り実施する方針を示した。左はメイ英首相、ワシントンで1月撮影(2017年 ロイター/Carlos Barria)

トランプ米大統領の英国訪問に対する国民の反発が高まるなか、英政府は20日、大統領の公式訪問を予定通り実施する方針を示した。

英国の欧州連合(EU)離脱に伴い政府は、米国との「特別な関係」や通商協定締結を目指しており、メイ首相はトランプ氏の英国訪問取り止めは検討していないと表明。外務省のアラン・ダンカン副大臣はこの日議会で、トランプ大統領の英国訪問は「最も重要な外交ツール」だと強調し、計画通り行うと述べた。

トランプ大統領の公式訪問をめぐっては、反対する国民の嘆願書署名が180万人に達している。英国では署名が10万人を超えると議会での審議が必要になる。

この日の議会審議では、訪問に反対する議員がトランプ大統領の性差別的な言動や移民政策を主に批判。一方、トランプ大統領の年内の訪問は適切だが、国賓としての訪問は、2020年まで待つべきだ、との声も上がった。

[ロイター]


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