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フィリピンフィリピンで武装集団が刑務所襲撃 囚人158人脱走うち6人殺害
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1月4日、フィリピン南部ミンダナオ島で、イスラム系反政府勢力と関連があるとみられる約100人の武装集団がキダパワン刑務所を襲撃し、警備員1人を殺害、受刑者158人が脱走した。写真はコタバト州で撮影(2017年 ロイター)
フィリピン南部ミンダナオ島で4日、イスラム系反政府勢力と関連があるとみられる約100人の武装集団がキダパワン刑務所を襲撃し、警備員1人を殺害、受刑者158人が脱走した。当局が明らかにした。
刑務所には1511人が収監されていた。大統領府によると、脱走した158人のうち、8人は捕まり、2人は降伏、6人が殺害されたという。
同島コタバト州の知事代理は、昨年の第2・四半期に、最大の反政府イスラム武装勢力であるモロ・イスラム解放戦線(MILF)から分派したバンサモロ・イスラム自由戦士(BIFF)がメンバーの脱走を計画しているとの情報を得たと現地ANCテレビで語り、「厳重に監視していた」とした上で、襲撃者らのリーダーはBIFFと関係のある人物だと指摘した。
2014年、政府はMILFと和平合意を交わしたが、より小規模な集団との衝突は続いている。
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