慰安婦問題合意から1年 日韓合意はパク大統領と共に消え去る?
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<慰安婦問題について「最終的かつ不可逆的に解決」されることで合意したと日韓両国の外相が共同発表してちょうど1年。12月28日、釜山、大邱など韓国の各地で「慰安婦問題合意破棄」を訴える集会が行われた。パク・クネ大統領とともに慰安婦問題の日韓合意も風前の灯火になりつつある>
12月28日、ちょうど1年前の日韓両国政府による慰安婦問題合意に反発した釜山の市民団体が、釜山の日本領事館前に慰安婦問題の象徴ともいえる少女像を突然設置したが、4時間後、市の担当者によって像は撤去された。
京郷新聞など韓国のメディアが報じたところによると、釜山の「未来の世代が立てる平和の少女像推進委員会」という市民団体が釜山市東区で慰安婦問題解決のデモ集会を開いた後、近くにある日本領事館の前に平和の少女像を予告なしに仮設した。推進委員会は事前に準備した少女像をフォークリフトに乗せて領事館前に運び設置したという。
この市民団体は今年1月から平和の少女像の設置を求めるデモを続けていたが、釜山市東区側の反対で設置できずにいたもので、今回日韓の慰安婦問題合意1年の日を狙って像の設置を強行したもようだ。
デモ参加者たちと市民団体の40人あまりは、釜山市東区側の要請で駆けつけた警察と対峙して座り込みを行い、最終的には参加者たちが公務執行妨害で一人ずつ連行された。
この「未来の世代が立てる平和の少女像推進委員会」は大晦日の午後9時に今日撤去された平和の少女像の除幕式を予定していたため、今後もまた波乱が起きる可能性が高い。
釜山以外にも、慶南では「日本軍慰安婦日韓合意無効慶南行動」と題したデモが市民約150人が参加して行われたほか、大邱では「大邱平和の少女像建設汎市民推進委員会」所属の会員10人余りが大邱市中区にある大邱百貨店の前で記者会見をした。