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領土問題「新衛星は解像度1mのレーダー搭載、中国の海洋権益守るのに有益」中国当局者
2016年8月12日(金)18時44分
8月11日、英字紙チャイナ・デーリーは、中国が新たに打ち上げた衛星について、同国の海洋権益を守るのに役立つとする当局者の見解を伝えた。写真は南シナ海で米海軍が撮影した映像から。昨年5月提供(2016年 ロイター)
11日付の英字紙、チャイナ・デーリーは、中国が新たに打ち上げた衛星について、同国の海洋権益を守るのに役立つとする当局者の見解を伝えた。
国家国防科技工業局の当局者は同紙に対し、10日に打ち上げられた地球観測衛星「高分3号」について、解像度1メートルのレーダーシステムを搭載し、いかなる天候の下でも稼動できると説明した。
同当局者は「この衛星は海洋環境、島々、岩礁、船舶や石油掘削施設の監視で重要な役割を果たす」とした上で、「『高分3号』のようは衛星は、わが国の海洋の権利や権益を守る上で非常に有益だ」と語った。
オランダ・ハーグの仲裁裁判所は7月、中国が南シナ海で主権が及ぶと主張している境界線「九段線」について、中国の主張には法的根拠がないとの判断を下した。この判断を断固として受け入れない姿勢の中国と、仲裁手続きを申し立てたフィリピンやベトナムなどとの間で緊張が高まっている。
[ロイター]
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