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感染症リオは「極めて安全」、ジカ熱問題で五輪運営委が見解
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6月7日、リオデジャネイロ五輪の地元運営委員会は、五輪に先立ち実施した検査の結果、1万7000人の選手やボランティア、スタッフでジカ熱に感染したケースは1例もなかったと報告し、リオデジャネイロは安全との見解を示した。写真はリオデジャネイロで5月撮影(2016年 ロイター/Nacho Doce)
リオデジャネイロ五輪の地元運営委員会は7日、五輪に先立ち実施した検査の結果、1万7000人の選手やボランティア、スタッフでジカ熱に感染したケースは1例もなかったと報告し、リオデジャネイロは安全との見解を示した。
五輪に伴い50万人がブラジルを訪れるとみられている。委員会の医療責任者は、ここ数カ月、気温の低下で(ジカウイルスを媒介する)蚊にとって環境が悪化したため、感染数が減少していると指摘。「リオデジャネイロは極めて安全と考えられる」と述べた。
当局は、競技開催地や観光地周辺で水たまりなど蚊の繁殖環境の除去に努める一方、選手や観戦者には虫除けや肌を保護できる服を着用するなど、予防策を講じるよう呼びかけている。
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