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【再録】ウィル・アイ・アム「犯罪と暴力を歌ったことがないのが誇り」

2016年4月1日(金)15時35分
ロレーン・アリ(音楽ジャーナリスト)

――08年の米大統領選ではバラク・オバマを熱烈に応援した。今も政治に積極的か。

 最近の政治にはなかなか意欲をかき立てられない。すべてが赤(共和党)対青(民主党)だ。ギャングの赤チーム対青チームじゃあるまいし。失業や肥満や貧困の問題はどうした?

 赤と青を混ぜたら紫になるんだから、一緒になればいい。科学的には紫の光が(波長が短くて)一番速い。1つになればもっと速く、もっと力強くなる。

――政治に何を期待するか。

 アメリカを一発でノックアウトできる問題が5つある。失業、肥満、糖尿病、ホームレス、教育の不備。気を付けないと、アメリカは俺たちが思っているより早く第三世界の国になりかねない。

――あなたは最近、奨学金プログラムと住宅ローンの救済プログラムを立ち上げた。

 責任を負うことで、がむしゃらに働こうという動機になる。「パパラッチに追い掛けられたい!」という動機は要らない。目的のある動機が欲しい。ユニセフの親善大使になるつもりはないが、今の俺には目的を実現する手段もカネもある。

――音楽界の外では、意外な人たちと付き合いがある。

 科学とテクノロジーが好きだ。音楽と同じでクリエーティブだから、そういう世界の人と付き合う。(セグウェイを開発した)ディーン・ケーメンに、(家電量販店最大手)ベスト・バイのブライアン・ダン(CEO)も。

 彼らは未来をのぞかせてくれる。スタジオで、「これはダメだ! 俺はちょいと明日を見てきたんだ。こんなのうまくいかないぞ」と言えるじゃないか。

――(ブラック・アイド・ピーズ唯一の女性メンバー)ファーギーとの関係は? 脱退の噂が絶えない。

 俺たちの絆は強い。まだ別れていないということは、永遠に別れないということだ。


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[2011年1月19日号掲載]

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