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金融「金相場上昇は行き過ぎ」、ゴールドマンが売りを推奨
世界経済に対する懸念が過度に金価格と他の市場に反映されていると注意
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2月16日、ゴールドマン・サックスは15日付調査リポートで、世界経済の健全性への懸念を背景とした金価格上昇は行き過ぎており、投資家は金を売るべきとの見方を示した。写真はミュンヘンで2014年3月撮影(2016年 ロイター/Michael Dalder)
ゴールドマン・サックスは15日付調査リポートで、世界経済の健全性への懸念を背景とした金価格上昇は行き過ぎており、投資家は金を売るべきとの見方を示した。
マイナス金利と銀行セクターに対する影響への懸念から、投資家は株式から金に逃避、今年に入り金現物価格は約13%上昇した。
だがゴールドマンは「中国(の景況)や原油価格、マイナス金利に対する懸念が過度に金価格と他の市場に反映されている公算が大きい」とし、金価格は元に戻るとの見通しを示した。
金価格は先週の取引で1オンス=1260.60ドルとなり、過去1年で最高水準を付けた。
ゴールドマンは、今後3カ月で1オンス=1100ドルに、12カ月後には1000ドルに下落するだろうとしている。
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