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スペイン・カタルーニャ州首相が退陣、独立志向の新政権が発足へ

独立派政党間の対立が収束、18カ月以内にスペインから独立するための動きが加速か

2016年1月11日(月)12時04分

1月10日、スペイン・カタルーニャ自治州で、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。退陣するマス州政府首相(左)を労う後任のプチデモン市長、バルセロナで撮影(2016年 ロイター/Albert Gea)

 スペイン・カタルーニャ自治州で10日、州の独立を掲げる新政権が発足することになった。カタルーニャ州では昨年9月の州議会選挙後、スペインからの独立を目指す政党間の対立から新政権を発足できない状態にあり、9日までに合意できなければ再選挙を実施することになっていた。

 カタルーニャ自治州の独立運動を主導してきたマス州政府首相は9日、退陣する意向を表明した。後任にはジローナ市のプチデモン市長が指名された。これにより、マス氏続投に難色を示してきた急進左派政党、民衆統一候補(CUP)が新州政府へ協力することで合意した。

 再選挙が避けられたことで、18カ月以内にスペインから独立するための動きが進むことになる。

 一方、ラホイ首相は10日、カタルーニャの新政権の一方的な動きを断固として阻止すると表明した。

 

[マドリード 10日 ロイター]


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