永田町にも欲しい? 賄賂を見分ける新アプリ
2015年2月2日(月)12時35分
腐敗撲滅の流れは、最近になって一段と強まっている。昨年、大統領に就任したジョコ・ウィドドは、不正の一掃を掲げるクリーンな政治家として知られる。エネルギー相の告発を受けて、大統領は石油と天然ガス業界で暗躍するマフィアとの戦いを宣言した。
もちろん、賄賂を介して築かれてきた長年の商習慣を簡単に変えることはできないだろう。アプリの助けを借りるまでもなく、不正行為であることを認識している人もいる。
それでも、国が本気で不正に立ち向かう姿勢を示すことは多くの人々の「手本」になると、KPKの広報担当者ヨハン・ブディは考えている。「今のインドネシアでは法の裁きを逃れられる人間はいない。たとえ、最高権力者でも」
トップの本気度とユニークなアプリがあれば、インドネシアの賄賂文化が過去の遺物になる日も夢ではないかもしれない。
From GlobalPost.com特約
[2015年2月 3日号掲載]
今、あなたにオススメ
WorldVoice
PICK UP
新着