最新記事

語学

韓国語翻訳者にはどうやってなるの? 大ベストセラー韓国エッセイの翻訳者に聞く、翻訳という仕事の魅力

2023年06月15日(木)17時00分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

8-20230615.jpg

『今日の心の天気 気持ちをやさしく整える366日の言葉』より


──ダンシングスネイルさんの作品の魅力はどんなところでしょうか?

イラストだけでなく、人間関係や人生について私たちがふだん感じているモヤモヤをうまく言語化し、肯定してくれるところです。ちょっとシニカルで、ときどきチクリとトゲのあることを言うところもポイントです。

日本だけでなく、台湾やインドネシア、タイ、フィリピンなどでも次々と翻訳出版されています。どの国でもみんな似たような生きづらさを抱えているのかもしれません。
 
──そもそもダンシングスネイルさんの作品とはどうやって出合ったのですか?
 
怠けてるのではなく、充電中です。』の試訳を日本の出版社から依頼いただいたのがきっかけです。

『死にたいけどトッポッキは食べたい』でダンシングスネイルさんのイラストは目にしていましたが、単独の作品はこれがはじめてでした。読んですぐにファンになりました。

「大人になり切れていない自分」「誰かと一緒にいても孤独を感じてしまう自分」「何をしてもむなしさを感じてしまう自分」など、カッコつけずに素直な言葉に共感できるところが多く......。

読んでみたら「わたしたち、今日も生きててえらいよね」と、友だち同士で励まし合っているような気分になりました。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、米軍制服組トップ解任 指導部の大規模刷

ワールド

アングル:性的少数者がおびえるドイツ議会選、極右台

ワールド

アングル:高評価なのに「仕事できない」と解雇、米D

ビジネス

米国株式市場=3指数大幅下落、さえない経済指標で売
あわせて読みたい

RANKING

  • 1

    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…

  • 2

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 3

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    やはり「泣かせた」のはキャサリン妃でなく、メーガ…

  • 3

    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…

  • 4

    2100年に人間の姿はこうなる? 3Dイメージが公開

  • 5

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 1

    残忍非道な児童虐待──「すべてを奪われた子供」ルイ1…

  • 2

    メーガン妃からキャサリン妃への「同情発言」が話題…

  • 3

    「ハイヒールを履いた独裁者」メーガン妃による新た…

  • 4

    「ポリコレ」ディズニーに猛反発...保守派が制作する…

  • 5

    24歳年上の富豪と結婚してメラニアが得たものと失っ…

MAGAZINE

LATEST ISSUE

特集:ウクライナが停戦する日

特集:ウクライナが停戦する日

2025年2月25日号(2/18発売)

ゼレンスキーとプーチンがトランプの圧力で妥協? 20万人以上が死んだ戦争が終わる条件は