男女同一賃金を勝ち取るまで──女子サッカー界のレジェンド、ミーガン・ラピノーに聞く
PROUD OF OURSELVES
医学的な観点ばかり重視すると、結局は規制によって一部の人の存在を否定するようなことになってしまう。オリンピックには独自の検査規則と手順があり、全米大学体育協会(NCAA)にも規則と手順がある。
「かつらをかぶれば誰でも女子の試合に出られる」ようでは困るという議論もあるが、実際は誰もそんなことをしていない。トランス女性が女子スポーツ界を席巻してもいない。
そうなる可能性がない、とは言えない。それなら、議論する場を設ければいい。みんなが参加して、気持ちよく話し合い、真に公平なルールを作り出せばいい。
でも、私たちは勝利という最終目標を何より優先している。トランスジェンダーの若者が満足できる状態になるなら、私は自分の業績や勝利を全て手放してもいい。
――勝つことが全てではないと学んだのはいつ? 勝つことはすごいけれど、もっと意義のあることがあると思ったのは?
私は若い頃、たくさんの負けを経験した。私は5人きょうだいの末っ子で、しかも双子。片割れのほうが私より、いつも何でも上手だった。スポーツ選手としてのキャリアでたくさんの勝利を収めたが、たくさんの敗北も喫した。
アスリートの中には、負けたら反省しなきゃいけないと考える人もいるが、私は違う。いつだってベストを尽くしてきたから。もちろん、「こうすればよかった」と思うことはある。でもたいていの場合、私は全力を出し切っている。
アメリカ代表チームでずっとやってきて、こう思えるようになった。たとえワールドカップで優勝できなくても、自分たちは成長している、変化を起こしている、人生というゲームでは勝っているぞって。
そのことに誇りを持つようになり、フィールドで勝てば勝つほど、フィールドの外でも勝てるようになることを理解した。
――あなたは他人の期待にいつも応えなければならない立場にいる。それにどう対処し、他人の期待に自分の人生を左右されないための境界線をどう築いている?
私が気にするのはもちろん、自分自身と、私の周りの親しい人たちからの期待であり、そのおかげで地に足を着けることができる。
常に最高のプレーをすること、全てを勝ち取ることを世間から期待されているのは分かるが、私はあまりそういうことは気にしない。
友人や家族、そしてパートナーのスー・バード(プロバスケットボールのスター選手)といった、いつも一緒にいてくれる周囲の人々との関係を大事にしている。私が完全に調子を崩したら、彼らが教えてくれる。
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