可愛くないはずがない...それでも女王が曾孫リリベットとの対面時間を制限した訳
Why Queen Elizabeth Kept Meeting With Prince Harry, Meghan Markle's Daughter Lilibet Short
プラチナ・ジュビリーでのエリザベス女王(6月5日) Frank Augstein/Pool via REUTERS
<プラチナ・ジュビリー期間中、初めて曾孫のリリベットと対面したエリザベス女王だが、それでも長い時間を一緒に過ごすわけにはいかなかった>
エリザベス女王は即位70周年を記念するイベント「プラチナ・ジュビリー」で、自身の愛称にちなんで名付けられた曾孫のリリベットとついに初対面を果たした。だがその初対面の時間はわずか15分とも言わるほど短いものだった。女王にとって1歳の曾孫がかわいくないはずはないが、それでも対面時間を制限せざるを得ない理由があったようだ。
王室評論家でライター、コメンテーターのジョナサン・サセルドティはUSウィークリー誌に、ヘンリー王子とメーガン妃が3歳の息子アーチーと1歳の娘リリベットを連れてプラチナ・ジュビリー出席のため渡英したことについて語った。
ウィンザー城を訪問したサセックス公爵一家が、エリザベス女王と過ごした時間は長くても1時間未満だったと報じられている。これはヘンリー王子と王室メンバーの間に、今も強い緊張関係があることの証だとする声もあるが、サセルドティはそうではないと言う。
女王は可能な限りすべての行事に参加したかった
女王は「自身の体力を維持するのに全力を注いでいた」と、サセルドティは語る。「彼女は可能な限りすべてのイベントに参加したいという思いを持っていた。だからエネルギーをセーブしたいと考えるのは完全に道理にかなっている」「これは90代の人と赤ちゃんの話なのだから」
4日間におよぶ祝祭のため女王が体力を温存しなければならないと考えるのは当然だと、サセルドティは言う。「(そのおかげで女王は)何度も公の場に姿を見せることができた。素晴らしいことだ」
報道によれば、ヘンリー王子とメーガン妃の長女リリベットが曾祖母に初めて会ったのは、彼らがロンドンに到着した6月1日のこと。サセックス公爵一家はさらに、リリベットの誕生日である6月4日の前日に、ウィンザー城でエリザベス女王とより長い時間を過ごしたという。
体力を温存するために周到な準備を行っていたエリザベス女王だが、それでも96歳という年齢を考えると、「移動が困難」として3日に行われたセント・ポール大聖堂での礼拝など一部行事を欠席したのはやむを得ないだろう。なおヘンリー王子とメーガン妃も、女王が欠席した4日の祝賀コンサート「プラチナ・パーティ・アット・ザ・パレス」には姿を見せず、リリベットの誕生日パーティーを開いていた。