日本のしつけで軽視される「コミュニケーション力」は教えなければ身につかない技術
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「相手の目を見て笑顔であいさつする」は世界標準の人付き合いのルールだが、これを子どもに教えている日本の親は少ない (写真はイメージ)JackF-iStock
<わざわざ「人付き合いの方法」を教えなくても...と思う方も少なくないと思いますが、マスク生活をしていると「顔の筋肉の動きが見えないため、嬉しい、楽しい、悲しいなどの感情認識がうまくできず、子どもの社会性発達に問題が生じる可能性がある」と専門家は指摘します>
「大人の話に口を出さないの!」「子どもはあっちで遊んでなさい!」
お盆やお正月などに親戚が一同に集まる時、大人は大人、子どもは子ども、そう分けるものだと思っていませんか?
子どもは大人の話に興味津々です。でも大人が子どもに聞かれたくない、あるいは話の内容を理解できないだろうと思っていると、子どもが多様な人とコミュニケーションする機会を奪ってしまいます。
コロナ禍によって子どもが友だちと自由にコミュニケーションできる場が減りました。またマスク着用がニューノーマルになり、「口元や表情から相手のメッセージを読み取る力=非言語コミュニケーションスキル」を育てることが難しくなってきています。
トロント大学の応用心理学教授カン・リー博士は「マスクによって顔の筋肉の動きが見えないため、嬉しい、楽しい、悲しいなどの感情認識がうまくできず、子どもの社会性発達に問題が生じる可能性がある」と警告しています。
コミュニケーション力は勝手に育たない
私はアメリカで学習塾を経営していますが、世界的に見ると、日本人の子どもはコミュニケーションが苦手です。初対面の人にあいさつしたり、人と打ち解けたり、年上や異性の人と雑談することが苦手という子どもがほとんどです。
日本のしつけや家庭教育では、「コミュニケーション力」が軽視されている傾向があります。わざわざ「人付き合いの方法」を教えなくても、学校や習い事などの集団社会に入れば自然に身につく、そう考えられているのです。
しかしコミュニケーション力は、礼儀作法と同じように、教えなければ身につかない技術なのです。技術ですから、やり方を教えてあげれば、内気な子でも内向的な子でも、練習次第で上達させることができます。
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