世界一スキャンダラスな絵画、謎に包まれた「女性器」の持ち主の正体が判明!
![](https://f.img-newsweekjapan.jp/woman/assets_c/2018/10/Courbet-origine-monde-nww-181010-thumb-720xauto-143789.jpg)
写実的な絵画で有名なギュスターヴ・クールベの「世界の起源」 Public Domain
<オルセー美術館に展示されている、ギュスターブ・クールベ作「世界の起源」。152年間、世界中に衝撃を与えてきた「女性器」を持つモデルの正体が、フランスの歴史学者の偶然の発見でついに......>
19世紀の文豪の手紙から、偶然の歴史的発見
19世紀に写実主義を切り拓いたギュスターブ・クールベが、1866年に制作した代表作「世界の起源」。横たわった女性が脚を開き、性器がクローズアップで描かれた肉感的な油絵は、エロティシズムを包み隠さず表し、従来の裸体表現に革命を起こした。
152年間、この「女性器」の持ち主が誰なのか不明だったが、この度、仏歴史学者クロード・ショプの発見により身元が明らかになった。モデルとされる女性は、当時34歳だったパリ・オペラ座バレエ団の元バレリーナで、高級娼婦のコンスタンス・クニョーだ。今年10月4日にフランスで発売したショプの新刊「L'origine du monde, Vie du modèle(原題)」では、数々の資料をもとにクニョーという女性の姿に迫っている。
仏紙「ル・モンド」によると、当時、フランス国立図書館で調べものをしていたショプは「偶然」、この絵の謎に関する重大な証拠を見つけたという。
ショプは、『椿姫』を執筆したことで有名な作家アレクサンドル・デュマ・フィスが、作家ジョルジュ・サンドに宛てた手紙の写しを調べていた。その際、ある不自然な一節に困惑したと言う。
古くなった紙にタイプライターで打たれた文字は、こう書いてあった。
「たとえ繊細で大切な筆を使用しても、パリ・オペラ座のミス・クニョーの『インタビュー』は描けない」
ショプは違和感を持って、写しとこの手紙の原本を照らし合わせて確認したところ、<interview(インタビュー)>は誤って写されたもので、原本には<intérieur(内部)>と書かれていた。つまり、この一節は、絵画に女性器を描くクールベの異端さを、アレクサンドル・デュマ・フィスが批判した内容だったのだ。これにより、クニョーがモデルだと分かった。
さっそくショプは同図書館の記録文書保管人シルビー・オーブナにこの発見を伝えた。オーブナはAFP通信に、「この手紙によって、コンスタンス・クニョーがモデルであることが99%確実となった」と語っている。
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