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あなたはどっち? 不機嫌な時ほど仕事が捗るのはこのタイプ

2018年08月16日(木)13時05分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

不機嫌にはなりたくないけど……BraunS-iStock

<外向的な人ほどネガティブな感情を処理することに、より慣れている?>

誰しも不機嫌な時はある――当の本人はさておき、オフィスならば周囲の人にも影響を与えかねない厄介な感情。しかし、このブルーな気分が集中力を高め、時間をうまく管理したり、タスクに優先順位をつけ効率的に処理させる作用があり、その結果、仕事の生産性が上がるということが最新の研究で分かった。

ただし、これには条件がある。英デイリーメールによると、該当するのは外向的な人で、逆に内向的な人は不機嫌なせいで自己管理能力が落ちるという結果も出た。

調査はカナダのウォータールー大学心理学部のタラ・マコーレー教授と、博士学位候補生のマーティン・S・ギャベルによって、95人を対象に実施された。その日の気分によって、日常的な義務やストレスをどのように受け止めているのかを観察した。

感情的反応とタスク処理能力の関係

マコーレー教授らは、調査対象者の感情的反応に注目した。感情的反応とは、私たちの気分を左右する感度、感情の深さや度合いを指す。これこそが、様々なタスクをこなす能力に大きく影響を及ぼす要因という。

まず参加者は、社交的・外交的な人たち(高反応)と内向的な人たち(低反応)の2つのグループに分けられた。高反応グループは、ストレスに対し、素早く、激しく、そして持続性のある感情的反応を示し、低反応グループはそれよりもリラックスした反応を示したという。

ストレスの度合いを高めていくと、高反応グループは不機嫌でブルーな気分の時ほど業務の実行能力、管理能力を問われるタスクをよりスムーズにこなした。一方で低反応グループはまったく逆の結果に。機嫌が悪くなるとタスクをこなす能力が滞ってしまったのだ。

「不機嫌さが吉と出て、日々のタスクをこなすために必要な思考スキルが研ぎ澄まされる人もいる、という結果が出た」とマコーレーは言う。「感情的反応は人それぞれ異なり、それは幼い頃から構築されているもので、このような個人差は後に精神衛生状態にも影響してくる」

【参考記事】ストレス過多の韓国人が逃げ込む「心の監獄」

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