NY外為市場=米ドル反発、FRB議長発言を材料視

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロや円などの主要通貨に対して反発した。連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による講演での発言内容が材料視された。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)
[ニューヨーク 4日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルがユーロや円などの主要通貨に対して反発した。連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長による講演での発言内容が材料視された。
パウエル議長は4日、ビジネスジャーナリスト向けのイベントで講演し、トランプ大統領の新たな関税措置は「予想以上に大きく」、インフレや成長などへの影響も同様に予想以上となる公算が大きいという見解を示した。
BNPパリバ・アセット・マネジメントのピーター・ブァッサロ氏は、この発言はパウエル議長が関税措置によるインフレへの影響に焦点を当てた、ややタカ派的な反応だと指摘。その上で「米国は関税を賦課する側であり、それが全ての輸入品に適用されるため、米国により大きな影響が及ぼされる可能性が高い」と述べた。
主要通貨に対するドル指数は0.98%高の103となった。
ドル/円は0.58%高の146.92円。
ユーロは0.95%安の1.10947ドルとなった。それでも、ユーロは週間としては3月3日以来の上昇幅を記録した。
中国財政省は4日、米国の相互関税への対抗措置として10日から全ての米国製品に34%の追加関税を課すと発表。2日にトランプ米大統領が発表した中国への追加関税と同率を適用した。
オフショア取引でドルは対中国人民元で0.2%高の1ドル=7.2959元となった。3日には、2カ月ぶり高値となる7.3485元まで上昇していた。
豪ドルは中国の対米関税報復の発表を受け、対米ドルで5年ぶりの安値を記録。終盤では、4.42%安の0.60490米ドルとなった。
ニュージーランド(NZ)ドルも3.42%安の0.55960米ドルとなった。
豪ドルとNZドルは両国経済が中国に依存していることから、人民元の代理通貨として売られることが多い。
ドル/円 NY終値 146.90/146.9
3
始値 145.07
高値 147.43
安値 144.56
ユーロ/ドル NY終値 1.0955/1.095
7
始値 1.1029
高値 1.1089
安値 1.0925