高山病のリスクなし! 平地での「高地トレーニング」でミトコンドリアレベルから若返りを促進
2018年6月13日(水)18時10分
筋力トレーニングの場合も同様だ。実際に、低酸素環境における筋力トレーニングは、主観による運動強度の差は、正常の酸素環境下と同等であるにも関わらず、筋肉断面積量は4倍以上の効果を示し、筋力は低酸素環境下の方が早く増加を始めるといった検証結果を示す論文も出ている。
さらにミトコンドリアの活性化は、運動後も約4日間持続するとされ、その間は脂肪燃焼しやすい状態が継続するという。つまり、週1日たった30分歩くだけで、無理なくダイエットにつながるというわけだ。
他にもメリットは多い。実感できる効果として、肌の新陳代謝が活発になることで美肌になる、冷え症の改善、睡眠の質が高まる、傷の回復が早まる......といった声もあるものの、健康効果に関連づけられるデータは今のところは出ておらず、今後の研究課題だ。とはいえ、時間的に最小限の投資で最大の効果が期待できるのなら、チャレンジしてみる価値はありそうだ。
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