コーヒー飲んだら運動、それともベッドイン?
2014年10月8日(水)17時04分
カフェインと認知能力の関係を論じた研究はもっと以前からある。マサチューセッツ工科大学(MIT)でコーヒーを研究していた食品科学の第一人者サミュエル・ケート・プレスコットは、1924年にこう述べた。
「広範囲に収集したデータを客観的に評価したところ、コーヒーが一般大衆にとって有害な飲料であるという憂慮すべき結論には至らなかった。それどころか人類の歴史と科学実験の結果から、コーヒーは正しい用法と用量を守るならば、人間に安らぎとひらめきを与え、心身の活動を促す飲み物であり、文明の破壊者というより奉仕者と見なすことができる」
カフェインの効能はほかにもある。97年、SEALs(米海軍特殊部隊)で調査を行ったところ、カフェインはストレスの強い環境でリラックス効果を発揮するらしいことが分かった。93年には「睡眠不足状態でカフェインを摂取すると、記憶力と論理的思考が向上するようだ」とする研究結果も出ている。
結論。コーヒーを飲んだら、走るなり寝るなり、エッチや芸術活動に励むなり、お好きにどうぞ。何をしようか、2杯目を片手に考えるのもいい。
[2014年9月16日号掲載]
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