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「幼稚園児にコンドーム」は愚策か

2010年7月5日(月)17時25分
ケート・デイリー

 つまり、学校の看護師に専門的な訓練を受けさせた上で、子供たちに確実性の高い避妊の手段を提供し、安全なセックスについてカウンセリングを行わせるのは、子供たちにとって極めて有益な政策なのだ。プロビンスタウン教育委員会は、批判を受けて、計画の対象を小学5年生以上に限定することを検討している。実質的な効果はほとんど変わらないし、論争にこだわらずに子供の安全という実利を優先させた判断も賢明と言っていい。

 しかしこの論争のせいで、同じような計画を打ち出してもバッシングを浴びるだけだと、ほかの地域の教育委員会が考えかねない。その意味で、プロビンスタウン教育委員会の計画が嘲笑を浴びたことは残念と言うほかない。

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