4分の3が未知の「海の底」には何がある? NASAと仏宇宙機関が開発した衛星が海底マッピングに成功
地球の歴史解明への第一歩
正確な海底地形図は、単に科学的好奇心を刺激するにとどまらない。潜水艦などの水中航行や海底ケーブルの敷設、海洋大循環や潮の満ち引きの理解に不可欠なのだ。
海流は熱を運び、海面から海底まで海全体の生態系に影響を与える。今回の新しい海底地形図は海流の仕組みに関する理解を深める点でもとても重要だ。
サンドウェル教授は声明で「SWOT衛星は海底マッピング技術における飛躍的な進歩だ」と語る。研究チームは現在、SWOTのデータに基づき、海底地形の「深さ」の算出に重点を置いて研究を進めている。
海面のわずかな重力差さえとらえるSWOTの技術は、惑星の謎を解く助けとなる。そして地球の歴史を解明するため、海洋探査の安全性を向上させるための洞察を与えてくれるだろう。