最新記事
SDGsパートナー

マテリアルをつなぎ、めぐる社会をつくる...豊通マテリアルが構築する資源循環のエコシステム

2024年12月24日(火)13時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
豊通マテリアルグループが進める資源循環事業

豊通マテリアルグループは、動静脈連携した資源循環事業でサーキュラー・エコノミー、カーボンニュートラルに貢献

<AI技術の発展や、電気自動車などの環境に配慮した技術の進展により、金属資源の需要が急増する一方で、資源の調達や使用済み金属製品の処理における環境への悪影響も問題になっている。そうした中、豊通マテリアルは金属の資源循環、およびカーボンニュートラルの達成に取り組んでいる>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや商品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えに基づいてニューズウィーク日本版は昨年に「SDGsアワード」を立ち上げ、今年で2年目を迎えました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇

金属資源のサーキュラー・エコノミーを実現する4つの事業

豊通マテリアル株式会社は、豊田通商グループの資源循環分野を担う商社として1999年に創業した企業。1970年代からリサイクル事業を行ってきたグループの姿勢を受け継ぎ、金属資源の「資源循環」(サーキュラー・エコノミー、以下CE)に取り組んでいる。

同社には4つの事業部があり、各部署がCE、さらにはカーボンニュートラル(温室効果ガス排出量を差し引きゼロにすること、以下CN)に関連する事業を行っている。

1つ目の、資源リサイクル事業では、自動車や家電などから発生する金属スクラップを回収。国内外のメーカーに金属資源として供給し、循環型社会構築の土台を担っている。

2つ目の非鉄素材事業では、主に自動車におけるリサイクルアルミニウム需要に応えるべく、アルミニウム合金地金や合金鉄の調達・販売を担当。地金・合金鉄のトレーディングにおいて、自動車向けの輸入では国内トップクラスのシェアを誇っている。

主にアルミや銅といった非鉄製品を扱う3つ目の非鉄製品事業は、自動車向けを中心としたサプライチェーンマネジメントを行うほか、近年は国内外のメーカーと連携し、新規商材の開発からも顧客のCE・CNニーズに応えている。

4つ目の資源トレーディング事業では、リチウムやレアアースなど、電気自動車(EV)など環境に配慮した次世代製品の製造に使われる重要素材を安定・最適に供給するための支援を行っている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

「ガザ所有」のトランプ発言、国際社会が反発 中東の

ビジネス

EU、Temu・SHEINに販売責任 安価で危険な

ビジネス

独プラント・設備受注、昨年8%減 2年連続のマイナ

ビジネス

日産、ホンダとの統合協議を白紙に 取締役会が方針確
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:中国経済ピークアウト
特集:中国経済ピークアウト
2025年2月11日号(2/ 4発売)

AIやEVは輝き、バブル崩壊と需要減が影を落とす。中国「14億経済」の現在地と未来図を読む

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギー不足を補う「ある食品」で賢い選択を
  • 2
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    教職不人気で加速する「教員の学力低下」の深刻度
  • 5
    マイクロプラスチックが「脳の血流」を長期間にわた…
  • 6
    中国AI企業ディープシーク、米オープンAIのデータ『…
  • 7
    脳のパフォーマンスが「最高状態」になる室温とは?…
  • 8
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 9
    AIやEVが輝く一方で、バブルや不況の影が広がる.....…
  • 10
    DeepSeekが「本当に大事件」である3つの理由...中国…
  • 1
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 2
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 3
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」を予防するだけじゃない!?「リンゴ酢」のすごい健康効果
  • 4
    「DeepSeekショック」の株価大暴落が回避された理由
  • 5
    今も続いている中国「一帯一路2.0」に、途上国が失望…
  • 6
    「靴下を履いて寝る」が実は正しい? 健康で快適な睡…
  • 7
    DeepSeekショックでNVIDIA転落...GPU市場の行方は? …
  • 8
    老化を防ぐ「食事パターン」とは?...長寿の腸内細菌…
  • 9
    「体が1日中だるい...」原因は食事にあり? エネルギ…
  • 10
    足の爪に発見した「異変」、実は「癌」だった...怪我…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    週刊文春は「訂正」を出す必要などなかった
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    有害なティーバッグをどう見分けるか?...研究者のア…
  • 5
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀…
  • 6
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 7
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 8
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
  • 9
    1日大さじ1杯でOK!「細胞の老化」や「体重の増加」…
  • 10
    中国でインフルエンザ様の未知のウイルス「HMPV」流…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中