快適でお洒落、そしてサステナブル...レディースシューズ「VIVAIA」が生む新常識
全製品にリサイクルペットボトルを使用
一般的に、靴には多くの素材が複雑に組み合わされており、リサイクルが困難だ。しかし、VIVAIAの製品はアッパーからソール、そしてパッケージに至るまで、厳選された環境に優しい素材を使用している。
すべてのVIVAIAの製品はリサイクルペットボトルで作られている。1足のVIVAIAシューズの製造には約6本のプラスチックボトルが使われていることになる。プラスチックボトルは埋立地から回収され、複雑なリサイクル処理を経てリサイクル糸に変換される。生まれるリサイクル糸は、グローバルリサイクル基準(Global Recycled Standard, GRS)認証を受けており、材料のリサイクル品質と製造過程の環境への配慮が保証されたものだ。そのほか、天然ゴム、籾殻など、ファッション業界では比較的珍しい素材を積極的に取り入れているのもVIVAIAの特徴だ。
さらに、製品の軽量化にも注力することで、輸送効率の向上とエネルギー消費の削減を実現。流通においても環境への配慮に注力している。また、製造プロセスにおいても「一体成型」テクノロジーを採用することで、余分な廃材を大幅に削減することができる。生産プロセスでは、従来の熱転写や熱圧といった非環境配慮の手法を使用せず、革新的な「電刺繍」や「高温・高圧で加工」などの先端技術を導入。これにより、加工過程で接着剤や化学薬品の使用を最大限に抑え、生産時点での環境配慮と効率化を図っている。
女性活躍を支援する多様な活動も展開
VIVAIAは製品開発のみならず、女性一人ひとりの可能性を引き出すことを支援するための多様な取り組みを展開している。例えば、「国際女性デー(IWD)」のキャンペーンを積極的に実施したり、「乳がん基金連合会(United Breast Cancer Foundation)」と協力し、「乳がん啓発月間」にピンクのシューズを1足販売するごとに10ドルを寄付するなどの活動を行ったりしている。
ジェフ氏は今後の展望について、「新興ブランドとして業界の挑戦に向き合い、急速に進化していく技術やその探求には終わりがないことを常に実感しています。いずれの取り組みも単発的なものではなく、持続的に進化し続けることが重要です。VIVAIAは、常に革新を追求し、SDGsを強く推進し、持続可能な発展のプロセスを改善し続けていきます」と説明する。
ファッション性と快適さを両立したシューズは、多くの女性にとって理想のアイテムだ。そこにサステナビリティも加わったシューズが当たり前になる未来も、そう遠くはないのかもしれない。
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