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「びっくりドンキー」と生物多様性...田んぼの生態系を支える「生きもの調査」とは

2024年10月25日(金)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

生物多様性と農家の経営安定を両立

「田んぼの生き物調査」や農薬使用を制限した栽培による米の生産を進めている背景には、「高品質な米の持続的な供給には、水田の周辺環境の保全が欠かせない」という考えが根底にある。

完全無農薬ではなく「除草剤1回のみ」に留めることで、農家の負担が大幅に軽減された。この方法で栽培された環境配慮型の米は、適正価格で安定的に買い取ることが前提とされており、農家の経営安定に寄与している。こうした取り組みに賛同する農家が増え、持続可能な食材調達が実現している。

全国約340店舗の「びっくりドンキー」で使用される米は、年間5000トン以上に及ぶ。2023年以降、その全量が「田んぼの生きもの調査」を実施した契約農家の水田から調達されるようになった。これにより、「びっくりドンキー」の利用者も食事を通じて、水田の生物多様性保全に貢献できるという循環が生まれているのだ。

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イベント「びっくりドンキー田んぼの生きもの調査」の様子

アレフは海外からの食材調達においても、環境や生物多様性に配慮した生産者の選定を重視している。また、今後は 農水省が進める 見えるラベルの 活用なども視野に入れ 、水田の生態系保全に加えて温室効果ガス削減についても生産者からの情報を集めて対策を検討している。

食事、食材、農業、そして自然環境を一つの繋がりとして捉え、「食べること」の意義を追求し続けているアレフ。生物多様性の保全と食の持続可能性を両立させる同社の取り組みは、今後も進化を続けるだろう。

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