最新記事
SDGsパートナー

万博を見据え、大伸社ディライトが取り組む「アート」を通じた大阪・築港エリアの地域活性化

2023年11月7日(火)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー


万博を見据え、築港エリアを文化・アートの発信地に

こうした取り組みの一つとして、CASOスタジオをアート系団体やアーティストの発信の場とする「CASOアート特区プロジェクト」が挙げられる。このプロジェクトは、2025年に開催予定の大阪・関西万博の会場となる「夢州」に近い立地を活かし、築港エリアが文化やアートを発信し続け、収益を生み出すランドマークとすることを目指すものだ。

これまでに、スタジオ内にある「CASO Lounge」を使った企画個展やグループ展、約80人のアーティストが参加した大型アートフェア「ARTGOESON」などを開催。ソフビ展示即売会「ソフコン」は、来場者が毎回600名を超える人気イベントで、今年10月には第4回の開催を迎えた。

さらに、地域商業の活性化を図るため、CASOスタジオ前広場で「築港ナイトマーケット&サンセットシアター」も定期的に開催。築港エリアのアーティストや飲食店、雑貨店が出店し、飲食や買い物、映画を楽しめるイベントであり、地域商業の活性化に貢献するものと言えるだろう。

黒川氏は今後の展開について、「CASOを通じて繋がった若手アーティストのアートリースも検討しています。さらに現在は、和歌山・九度山町のインバウンド施策にも取り組んでおり 、地域観光業の活性化にも注力していく予定です。SDGs視点での取り組みはもちろんのこと、新しい『面白い』取り組みに挑戦していく企業力が弊社の強みです」と語る。

2025年の万博に向け、大阪の臨海部で再開発が進む中で、大伸社ディライトの取り組みは、「クリエイティブな場」という大阪臨海部の新たなアピールポイントを生み出していると言えるだろう。世界に向けて印象づけることができれば、地域のさらなる発展に繋がることが期待できる。

「Artbar Osaka」

お酒を片手に、感性のままに描く自社事業「Artbar Osaka」の様子。CASOスタジオのイベントにも出店

20241210issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2024年12月10日号(12月3日発売)は「サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦」特集。地域から地球を救う11のチャレンジとJO1のメンバーが語る「環境のためにできること」

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

韓国政府「市場安定に向け無制限の流動性を注入」、ウ

ワールド

ネタニヤフ氏、停戦は戦争終結でないと警告 イスラエ

ワールド

ウクライナ、新型国産ミサイルの試験実施 西側への依

ワールド

ヒズボラ停戦合意崩壊ならレバノン自体を標的、イスラ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
特集:サステナブルな未来へ 11の地域の挑戦
2024年12月10日号(12/ 3発売)

地域から地球を救う11のチャレンジと、JO1のメンバーが語る「環境のためできること」

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    健康体の40代男性が突然「心筋梗塞」に...マラソンや筋トレなどハードトレーニングをする人が「陥るワナ」とは
  • 2
    NewJeansの契約解除はミン・ヒジンの指示? 投資説など次々と明るみにされた元代表の疑惑
  • 3
    NATO、ウクライナに「10万人の平和維持部隊」派遣計画──ロシア情報機関
  • 4
    スーパー台風が連続襲来...フィリピンの苦難、被災者…
  • 5
    シリア反政府勢力がロシア製の貴重なパーンツィリ防…
  • 6
    なぜジョージアでは「努力」という言葉がないのか?.…
  • 7
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 8
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 9
    「92種類のミネラル含む」シーモス TikTokで健康効…
  • 10
    赤字は3億ドルに...サンフランシスコから名物「ケー…
  • 1
    BMI改善も可能? リンゴ酢の潜在力を示す研究結果
  • 2
    エリザベス女王はメーガン妃を本当はどう思っていたのか?
  • 3
    リュックサックが更年期に大きな効果あり...軍隊式トレーニング「ラッキング」とは何か?
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    メーガン妃の支持率がさらに低下...「イギリス王室で…
  • 6
    ウクライナ前線での試験運用にも成功、戦争を変える…
  • 7
    「時間制限食(TRE)」で脂肪はラクに落ちる...血糖…
  • 8
    黒煙が夜空にとめどなく...ロシアのミサイル工場がウ…
  • 9
    エスカレートする核トーク、米主要都市に落ちた場合…
  • 10
    バルト海の海底ケーブルは海底に下ろした錨を引きず…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    寿命が延びる、3つのシンプルな習慣
  • 4
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 7
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
  • 10
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中