最新記事
SDGsパートナー

外国人労働者が安心して働ける国「ニッポン」を目指して、外国人CEOだからこそ理解できるサンウェルの役割

2023年11月13日(月)11時00分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー

SunwellCEO.jpg

サンウェル代表取締役のユガナンダン スブラマニヤン氏

インド共和国タミルナドゥ州との国境を越えた連携により、さらなる取り組みの強化を予定


サンウェルの外国人労働者に寄り添う姿勢は、代表取締役のユガナンダン スブラマニヤン氏の経験と、社会的な課題への強い使命感に基づいている。

インド出身のスブラマニヤン氏は、かつては日本の自動車メーカーで外国籍エンジニアを統括する立場にあった。しかし、リーマンショックの影響で所属していた派遣会社が倒産。在籍していた外国籍エンジニアが雇用の不安に直面した状況を目の当たりにしたことをきっかけに、雇用の安定と日本企業への貢献を志すようになり、サンウェル設立に至った。

代表取締役自身が、外国籍エンジニアの労働環境の実態を自ら経験し、彼らがぶつかる日本での社会的・文化的な壁についても理解しているからこそ、日本企業と外国人労働者、双方の需要に応える取り組みを行うことができていると言えるだろう。

こうした実績によりサンウェルは2022年11月、インドのチェンナイで開催された国際会議「TECHNICAL TEXTILE」においてインド共和国タミルナドゥ州政府と日本におけるプロモーション活動に関する覚書を取り交わし、ジャパンデスクに任命された。

sub222.jpg

TECHNICAL TEXTILEで、タミルナドゥ州とのMOUを調印

「今後はジャパンデスクとして、同州と日本の発展と躍進のために、より積極的に持続可能な社会への貢献を推進していきます。具体的には、同州への投資に関心を持つ日本企業へのプロモーション活動や、日本とタミルナドゥ州の製造業における能力開発プログラムの推進などを予定しています」と、伴氏は話す。

SDGsのゴールの一つに「働きがいも、経済成長も」とあるように、国籍関係なく労働者の働きがいは尊重されるべきだ。外国人労働者の受け入れが進む中で、法の隙間を利用した劣悪な労働環境が日本でも問題になっている。そのため、サンウェルのように外国と日本企業の仲介を担う役割は、ますます重要になっていくだろう。

20250121issue_cover150.png
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年1月21日号(1月15日発売)は「トランプ新政権ガイド」特集。1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響を読む


※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

アングル:フィリピンの「ごみゼロ」宣言、達成は非正

ワールド

イスラエル政府、ガザ停戦合意を正式承認 19日発効

ビジネス

米国株式市場=反発、トランプ氏就任控え 半導体株が

ワールド

ロシア・イラン大統領、戦略条約締結 20年協定で防
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ新政権ガイド
特集:トランプ新政権ガイド
2025年1月21日号(1/15発売)

1月20日の就任式を目前に「爆弾」を連続投下。トランプ新政権の外交・内政と日本経済への影響は?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼いでいるプロゲーマーが語る「eスポーツのリアル」
  • 2
    【クイズ】世界で1番マイクロプラスチックを「食べている」のは、どの地域に住む人?
  • 3
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲うウクライナの猛攻シーン 「ATACMSを使用」と情報筋
  • 4
    【クイズ】次のうち、和製英語「ではない」のはどれ…
  • 5
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 6
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者…
  • 7
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 8
    「搭乗券を見せてください」飛行機に侵入した「まさ…
  • 9
    「ウクライナに残りたい...」捕虜となった北朝鮮兵が…
  • 10
    雪の中、服を脱ぎ捨て、丸見えに...ブラジルの歌姫、…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 3
    睡眠時間60分の差で、脳の老化速度は2倍! カギは「最初の90分」...快眠の「7つのコツ」とは?
  • 4
    メーガン妃のNetflix新番組「ウィズ・ラブ、メーガン…
  • 5
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 6
    轟音に次ぐ轟音...ロシア国内の化学工場を夜間に襲う…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    「拷問に近いことも...」獲得賞金は10億円、最も稼い…
  • 9
    ドラマ「海に眠るダイヤモンド」で再注目...軍艦島の…
  • 10
    大麻は脳にどのような影響を及ぼすのか...? 高濃度の…
  • 1
    ティーバッグから有害物質が放出されている...研究者が警告【最新研究】
  • 2
    大腸がんの原因になる食品とは?...がん治療に革命をもたらす可能性も【最新研究】
  • 3
    体の筋肉量が落ちにくくなる3つの条件は?...和田秀樹医師に聞く「老けない」最強の食事法
  • 4
    夜空を切り裂いた「爆発の閃光」...「ロシア北方艦隊…
  • 5
    インスタント食品が招く「静かな健康危機」...研究が…
  • 6
    ロシア軍は戦死した北朝鮮兵の「顔を焼いている」──…
  • 7
    TBS日曜劇場が描かなかった坑夫生活...東京ドーム1.3…
  • 8
    「涙止まらん...」トリミングの結果、何の動物か分か…
  • 9
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 10
    「戦死証明書」を渡され...ロシアで戦死した北朝鮮兵…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中