最新記事
SDGsパートナー

1つ買えば途上国・被災地に同じ数のランタンが届く ランドポート社が展開する消費者が「実感」できる社会貢献活動

2023年11月9日(木)11時23分
ニューズウィーク日本版編集部SDGs室 ブランドストーリー
ランドポートの代表・傳馬氏

タイの難民学校の子供たちにCTSを渡す代表・傳馬氏

<一つ売れるたびに灯りの無い世界にランタンが届くことで、消費者に効果を実感してもらう>

世界を変えるには、ニュースになるような大規模なプロジェクトや製品だけでは不十分。日本企業のたとえ小さなSDGsであっても、それが広く伝われば、共感を生み、新たなアイデアにつながり、社会課題の解決に近づいていく──。この考えのもと、ニューズウィーク日本版はこの春、「SDGsアワード」を立ち上げました。その一環として、日本企業によるSDGsの取り組みを積極的に情報発信していきます。

◇ ◇ ◇


ソーラー充電式ランタン「CARRY THE SUN(以下、CTS)」を製造・販売しているランドポート株式会社は、消費者が購入した数と同じだけ、途上国や被災地などの灯りが必要な地域にランタンを寄付する取り組み「BUY ONE GIVE ONE」を行っている。

CTSを1つ購入すると、同じものが1つ、世界の灯りが必要な人に届けられる

日本に住む私たちは当たり前のように電気を使っているが、世界にはアフリカやアジアを中心に、今も約7億5200万人が電気のない生活を送っている。こうした電気のない世界では夜の灯りがないため、勉強や家事などの時間が制限される等、人々の生活や社会の発展の大きな障害となっている。

ランドポート株式会社は、こうした地域に灯りを届けるべく、「BUY ONE GIVE ONE(以下B1G1)」と題した取り組みを行っている。

B1G1は、同社が開発したソーラー充電式ランタン「CARRY THE SUN(以下、CTS)」を、顧客が購入すると、同じものを購入した数だけ、灯りが必要な途上国や被災地に届けるという取り組みだ。

実際に、同社のスタッフが自社ECサイトやイベントなどでの売上数と同じ個数のCTSを持って現地を訪問し、自らの手で届けている。2023年までに、ネパールやウクライナ、熊本など、国内外の貧困地域や被災地、僻地の医療現場に、累計17,000個以上のCTSを寄付してきた。

sub11.jpg

世界各地で提供されているCARRY THE SUN

「CTSの寄贈数は年々増加しており、2016年は100個でしたが、2023年は13,000個以上を世界各国へ届けることができています。特に、2月に大地震で被災したトルコに対しては、NPO団体や岡山県総社市役所、トルコ大使館、国際移住機関(IOM)などの組織と連携することで、1万を超えるCTSの寄贈に至りました」と、ランドポートの川添氏は話す。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ユーロ圏消費者信頼感指数、11月はマイナス13.7

ワールド

ロシアのミサイル「ICBMでない」と西側当局者、情

ワールド

トルコ中銀、主要金利50%に据え置き 12月の利下

ワールド

レバノン、停戦案修正を要求 イスラエルの即時撤退と
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:超解説 トランプ2.0
特集:超解説 トランプ2.0
2024年11月26日号(11/19発売)

電光石火の閣僚人事で世界に先制パンチ。第2次トランプ政権で次に起きること

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    日本人はホームレスをどう見ているのか? ルポに対する中国人と日本人の反応が違う
  • 2
    Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?
  • 3
    「1年後の体力がまったく変わる」日常生活を自然に筋トレに変える7つのヒント
  • 4
    【ヨルダン王室】生後3カ月のイマン王女、早くもサッ…
  • 5
    NewJeans生みの親ミン・ヒジン、インスタフォローをす…
  • 6
    元幼稚園教諭の女性兵士がロシアの巡航ミサイル「Kh-…
  • 7
    ウクライナ軍、ロシア領内の兵器庫攻撃に「ATACMSを…
  • 8
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 9
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 10
    若者を追い込む少子化社会、日本・韓国で強まる閉塞感
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査を受けたら...衝撃的な結果に「謎が解けた」
  • 3
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り捨てる」しかない理由
  • 4
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参…
  • 5
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 6
    アインシュタイン理論にズレ? 宇宙膨張が示す新たな…
  • 7
    沖縄ではマーガリンを「バター」と呼び、味噌汁はも…
  • 8
    クルスク州の戦場はロシア兵の「肉挽き機」に...ロシ…
  • 9
    メーガン妃が「輝きを失った瞬間」が話題に...その時…
  • 10
    中国富裕層の日本移住が増える訳......日本の医療制…
  • 1
    朝食で老化が早まる可能性...研究者が「超加工食品」に警鐘【最新研究】
  • 2
    北朝鮮兵が「下品なビデオ」を見ている...ロシア軍参加で「ネットの自由」を得た兵士が見ていた動画とは?
  • 3
    外来種の巨大ビルマニシキヘビが、シカを捕食...大きな身体を「丸呑み」する衝撃シーンの撮影に成功
  • 4
    朝鮮戦争に従軍のアメリカ人が写した「75年前の韓国…
  • 5
    自分は「純粋な韓国人」と信じていた女性が、DNA検査…
  • 6
    北朝鮮兵が味方のロシア兵に発砲して2人死亡!? ウク…
  • 7
    「会見拒否」で自滅する松本人志を吉本興業が「切り…
  • 8
    足跡が見つかることさえ珍しい...「超希少」だが「大…
  • 9
    モスクワで高層ビルより高い「糞水(ふんすい)」噴…
  • 10
    ロシア陣地で大胆攻撃、集中砲火にも屈せず...M2ブラ…
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中