代替肉の摂取がベジタリアンのうつ病リスク増加と関連
Fake Meat Linked to Depression Among Vegetarians

代替肉の真実...血圧、炎症、腸内環境への影響 Chay_Tee-Shutterstock
<代替肉の摂取が、心と体に及ぼす複雑な影響が研究結果によって示唆された>
肉代替品としての超加工植物性食品(ベジタリアンバーガー、ソーセージ、ナゲットなど)の摂取が、うつ病のリスク増加と関連していることが、新たな研究で明らかになった。
イギリスのサリー大学の健康科学者たちは、3300人以上のベジタリアン(魚を食べる人を含むが、肉を食べない人)を対象に、彼らの食事と血液サンプルを分析した。その結果、超加工植物性肉代替品を摂取するベジタリアンは、ひよこ豆、卵、豆、レンズ豆、キヌアなどの全粒食品のタンパク質を摂取するベジタリアンに比べて、うつ病になる可能性が42%高いことがわかった。
超加工食品は、肥満、糖尿病、炎症、心臓病、皮膚疾患、がんなどの健康リスクと関連していることが指摘されている。この食品カテゴリは議論の的となっているが、一般的には、家庭で調理する際に通常利用できない加工技術や化学成分を用いて工業的に製造される食品として定義されている。
一部の専門家は、超加工食品が健康に悪影響を与える理由として、それらの多くがジャンクフードであり、加工度の低い食品よりも塩分、砂糖、飽和脂肪が多いことを挙げている。しかし、サリー大学の科学者たちは、超加工タンパク質を多く摂取するベジタリアンが他のグループよりも塩分、砂糖、飽和脂肪を多く摂取しているわけではないことを発見した。