DEFENDERで走破する! 東海、北陸、近畿、中国、四国と1850km超のロングトリップ
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その後、次の目的地である三重県亀山市の「関宿」へと一路向かう。関宿は、東海道五十三次の江戸から数えて47番目に当たる宿場町で、いまでも江戸〜明治の時代に建てられた趣のある木造の旅籠屋や古民家が軒を連ねる観光名所だ。現代のわれわれが当たり前のように享受している動力源が存在しない当時の移動手段は当然、徒歩。庶民はもちろん、武士であっても駕籠(カゴ)にゆられるのみであったことに想いを馳せると、DEFENDERでの旅はアップグレードされた新型の走行性能と快適性もあいまって、ひたすらぜいたくな体験であることに改めて気付かされる。
DAY5のランチはこの関宿のメインストリート沿いにある鰻屋「うな清」へ。古民家ならではのナチュラルな白壁と太い梁の数々は残しつつも、現代的にリノベした店内のインテリアデザインは秀逸そのもの。そのこだわりは当然、供されるウナギの味にも反映されていて、極上の素材と味付けのみならず、関東風・関西風をセレクトできるため、「ふっくら」か「パリパリ」の食感を好みによって楽しめるのもうれしい。
『うな清』
三重県亀山市関町木崎571
TEL:059-596-8465
この日最後に訪れたのは「甲賀流 忍術屋敷」(滋賀県甲賀市)。「子どもの頃、忍者に憧れた」という人も多いかもしれないが、そんな人にピッタリの場所だ。江戸時代前期に建てられたという家屋の内部につくられた「落とし穴」「どんでん返し」など、 “忍びの者のからくり” をリアルに体感できる。
最後は日本の “アマルフィ海岸” へ
フェーズ4の最終日となるDAY6は、奈良・明日香村のキトラ古墳へ。ここは飛鳥時代に古代・日本の首都機能があった重要な役割を果たした場所で、古墳内部に描かれた壁画や出土品は国の重要文化財にも指定されている要チェックポイントだ。
その後、最終目的地である和歌山県・雑賀崎(さいかざき)へ向かう途中、豚骨醤油ベースのスープに絡む細麺と、チャーシュー、かまぼこのトッピングで知られる和歌山ラーメンを「中華そば まるやま」食す。雑賀崎にある港の周辺は、漁港から入り組んだ岬の高台に向かって民家が入り組むように立ち並ぶその様相からイタリア・アマルフィ海岸と対比される景勝地。そのアマルフィからインスピレーションを受けたカフェもある。
これにてフェーズ4が終了した。続くフェーズ5は、古都·京都からスタートだ。タフでありながらも日本とDEFENDER双方の「底力」を体感する旅はまだまだ続く。
『中華そば まるやま 塩屋店』
住所:和歌山県和歌山市塩屋5丁目5−5
TEL:073-445-7321