最新記事
スポーツ

「春はサイクリングの季節」膝の負担も少なく身体能力を高められる自転車の驚きの健康効果

ウォーキングよりも効果的...「疲れない」のに運動強度は高く血糖値も下がる

Shawn.ccf - shutterstock

<ウォーキングよりも効果的...「疲れない」のに運動強度が高く血糖値も下がる。自転車を健康づくりに効果的に活用する方法>

本記事は、髙石鉄雄著『自転車に乗る前に読む本』(ブルーバックス)について、書籍のハイライトを3000字で紹介するサービス「SERENDIP」が紹介する。

【イントロダクション】

コロナ禍の中で混雑した電車に乗るのを避けるため、自転車通勤をする人が増えたといわれる。自転車は身近で便利な移動手段だが、健康への効果も大きく、ジョギングに比べてひざや足首への負担が小さいなどの利点もあるようだ。

では、どのくらいの時間、どのように乗れば、どんな効果が期待できるのだろうか。

本書は、自転車を健康づくりに効果的に活用する方法について、数々の実験結果やデータ、生理学の知見に基づいて紹介している。

自転車走行は、とくに急がずにこいだ場合にも、歩行に比べて心拍数が上昇しやすいという。また、同じ運動強度の歩行と自転車運動とでは、自転車運動のほうが糖代謝の活性化が進み、血糖値を下げる効果が高いという実験結果も紹介される。

著者は、名古屋市立大学副学長・高等教育院長、同大学院理学研究科教授。神戸大学大学院教育学研究科修了。名古屋市立大学大学院システム自然科学研究科助教授などを経て2017年より現職。専門は応用生理学、バイオメカニクス、健康科学。

1.健康づくりのための自転車の活用術
2.運動強度から見る自転車と身体の関係
3.身体が変わる「自転車の効果」
4.自転車をもっと楽しむために

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ソニーG、ソニーフィナンシャルの分離を9月の取締役

ワールド

タイ中銀の利下げ、景気見通し悪化が背景=議事要旨

ビジネス

トヨタ、保有政策株6銘柄減らす 25年3月末時点・

ビジネス

ソニーG、今期米関税影響は営業利益で1000億円の
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因…
  • 6
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映…
  • 7
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 8
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 9
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 10
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中