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加工食品による「快楽」から脳を守る──ファスティングを習慣にする3要素とは?

2023年2月10日(金)10時35分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

まず、砂糖が欲しくなるたびに、砂糖ではなく脂質を摂るようにする。脂質を摂ると、満腹で気分がいいという信号が脳に送られ、食欲もおさまる。次に、ファスティングをする。ファスティングもホルモンの調節に有効で、食欲をコントロールできるようになる。

でも、それだけでなく、ファスティングをすることで、私たちは自由になることができる。自由になれることがファスティングのいちばんの恩恵だと、患者たちは口をそろえて言う。

ストレスの多い仕事がある日でも、ファスティングをしていれば昼食を食べなくてすむ。私は昼食を食べるかわりに、昼休みに散歩をすることにしている。散歩をするとストレスが減って気分もよくなるし、やる気も湧いてくる。太陽の光を浴びることでビタミンDもつくられる。

自分のオフィスのランチルームで昼食を食べていたら、それもできない。お昼休みが終わると、すっきりした頭で仕事に戻ることができる。自分の体と心にいい影響を与えることをして、十分な休憩と活力を得られたという感覚がある。ファスティングは、自分のために時間を使う自由と、他者とつながる自由を与えてくれるものだ。

報酬につながるルーティン

・ マッサージをしてもらいに行く
・ エプソムソルトとラベンダーオイルを入れたお風呂につかる
・ 運動をする
・ マニキュアやペディキュアをしてもらう
・ 映画を観に行く
・ 友人と会ってお茶をする
・ 友人に電話をする
・ 新しいポッドキャストを聞く
・ 本を読む
・ 散歩に出かけたりサイクリングに行ったりする
・ これまで避けてきた面倒な仕事に取りかかる
・ 瞑想をする
・ 感謝リストをつくる

パートナーや家族との絆を深めるために食べる必要はないし、嫌な仕事に取り組むために間食をする必要はない。私と夫が気持ちを通じ合わせたいときには、食べるのではなく、ハイキングに行ったり、ボードゲームをしたり、一緒にパズルをしたりする。あなたもジャンクフードを食べるのではなく、自分に合った別のルーティンを見つけよう。

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