加工食品による「快楽」から脳を守る──ファスティングを習慣にする3要素とは?
まず、砂糖が欲しくなるたびに、砂糖ではなく脂質を摂るようにする。脂質を摂ると、満腹で気分がいいという信号が脳に送られ、食欲もおさまる。次に、ファスティングをする。ファスティングもホルモンの調節に有効で、食欲をコントロールできるようになる。
でも、それだけでなく、ファスティングをすることで、私たちは自由になることができる。自由になれることがファスティングのいちばんの恩恵だと、患者たちは口をそろえて言う。
ストレスの多い仕事がある日でも、ファスティングをしていれば昼食を食べなくてすむ。私は昼食を食べるかわりに、昼休みに散歩をすることにしている。散歩をするとストレスが減って気分もよくなるし、やる気も湧いてくる。太陽の光を浴びることでビタミンDもつくられる。
自分のオフィスのランチルームで昼食を食べていたら、それもできない。お昼休みが終わると、すっきりした頭で仕事に戻ることができる。自分の体と心にいい影響を与えることをして、十分な休憩と活力を得られたという感覚がある。ファスティングは、自分のために時間を使う自由と、他者とつながる自由を与えてくれるものだ。
報酬につながるルーティン
・ マッサージをしてもらいに行く
・ エプソムソルトとラベンダーオイルを入れたお風呂につかる
・ 運動をする
・ マニキュアやペディキュアをしてもらう
・ 映画を観に行く
・ 友人と会ってお茶をする
・ 友人に電話をする
・ 新しいポッドキャストを聞く
・ 本を読む
・ 散歩に出かけたりサイクリングに行ったりする
・ これまで避けてきた面倒な仕事に取りかかる
・ 瞑想をする
・ 感謝リストをつくる
パートナーや家族との絆を深めるために食べる必要はないし、嫌な仕事に取り組むために間食をする必要はない。私と夫が気持ちを通じ合わせたいときには、食べるのではなく、ハイキングに行ったり、ボードゲームをしたり、一緒にパズルをしたりする。あなたもジャンクフードを食べるのではなく、自分に合った別のルーティンを見つけよう。