災害のために備えるべき必須アイテム 自衛隊で学んだ「最強の飲み物」とは?
災害に備えて女性が持っておいたほうが良いものに、「ポンチョ」があります。ポンチョは保温に使えるのはもちろんのこと、お子さんを抱えながら雨風をしのぐのに役立つことや、野外での着替えなどにも使えるからです。
陸上自衛隊でもポンチョは貸与されますが、汎用性が高く、用途が広く、簡易テントにすることも可能です。
長期保存しても腐らない水道水は最強の飲み物
続いて重要な水分補給について解説しましょう。実は災害時で最強の飲み物は、水道水です。水道水はとにかく腐らないからです。水道水は常温で3日間もちます。そして、何日も水筒に入れっぱなしでもあまり腹を壊さない、傷の手当てにも使えるなどの利点が多いのです。
「カルキくさい」「塩素くさい」と評判の悪い水道水ですが、水道水はきびしい検査があり、日本ほどきびしい基準を設けている国はほぼありません。
陸上自衛隊でも、水道水は長期保存しても腐らないので、「災害時や野外行動で重宝するのはやはり水道水」と教わりました。
水道水が確保できない場合も考慮して、「携帯浄水器」も準備しておくと良いでしょう。ソーヤーなどが出しているサバイバル用の浄水器を使えば、川の水や雨水でも飲むことができます。清潔な水を手に入れるためにも、余裕があれば準備をしておきましょう。
非常食は「普段でもおいしく食べられる」で選ぶ
そして、大切になるのは非常食です。まず、大前提として非常食を「面倒くさいから同じでいいや」と適当に準備するのは避けましょう。理由は、同じものばかりを食べていると、身体が「拒否反応」を起こすことがあるからです。お腹が空いていても「これだけは食べたくない......」という気持ちになります。
そして、非常食は味にクセがあるものも多いので、口に合わないと災害時に、「食べたくない......」ということが起こります。こうなると、空腹を感じていても脳が食べることを拒否して、なかなか飲み込めなくなります。