『ブリジット・ジョーンズの日記』9年ぶりの映画最新作!主演のゼルウィガーが語る本作の魅力
Mad About the Girl
──ブリジットを演じるなかでやりにくい、やりたくないと思うことはあった?
もちろん、全部ね(笑)。あんな(イギリス英語の)アクセントを練習したことも、自分の肉体をあんなふうに改造したこともなかった。でも、全てがスリリングだった。
それが俳優の仕事の面白いところ。自分を変えれば、やりがいのある経験ができる。彼女の世界に飛び込んで、それがどんなものかを見るだけでも楽しかった。
そして、私はブリジットが大好き。あの率直さと振る舞いが好き。面白いことに、彼女は心の中で時に自己批判的な対話をし、自責の念を抱くけれど、いつも間が悪いタイミングだから、つい笑ってしまう。似たような経験は誰にもあるでしょ。
率直で、誠実で、親切で、チャーミングで、面白くて、温かいブリジットが、どう見えるか、どう振る舞うかを発見し、演じることはとても私的な経験だった。彼女の行動はいつも正しいとは限らない。そんなブリジットを演じられて、本当によかったと思う。
──ブリジットの役なら何度でも演じてみせる。そう思えるのはなぜ?
ブリジットの物語には常に新しい章があるから。(原作者の)ヘレンがずっと続編を書いてきた以上、やることは決まっていたし、夢をかなえるチャンスだった。機が熟したと思えたから、やる。やる価値があるし、やる必要がある。だから、やる。