『ブリジット・ジョーンズの日記』9年ぶりの映画最新作!主演のゼルウィガーが語る本作の魅力
Mad About the Girl
ロマンチック・コメディーの常として、ブリジットはもちろんセクシーだが、体形はモデル級じゃなく、あくまでも「普通」。恋人は、マーク・ダーシー(コリン・ファース)とダニエル・クリーバー(ヒュー・グラント)の2人。つまり微妙な三角関係だ。
最新作でのブリジットは夫を失い、シングルマザーとして奮闘している。そして息子の担任教師スコット・ウォーラカー(キウェテル・イジョフォー)や、ずっと年下のロクスター・マクダフ(レオ・ウッドール)と出会う。
映画の公開に先立ち本誌の取材に応じたゼルウィガーは、このキャラクターのことを思うと「頬がピンクに染まり、目が潤んでしまう」と言いつつも、アメリカ人の自分がイギリス女性のブリジットと同一視されるのは「すごく光栄」だと語った。
そんなブリジット・ジョーンズの魅力はどこから来るのか。本誌H・アラン・スコットがゼルウィガーにじっくり話を聞いた。
──ロマンチック・コメディーというジャンルにおいて、ブリジット・ジョーンズが特異なキャラクターであることに気付いていた?
これまでに会ったことのない人物ということは認識していた。見たことのない特異な部分と魅力を兼ね備えていた。
──ブリジットに特別な親近感を感じた?
私は彼女の中に自分自身を認めたし、こういうキャラクターを作り上げた(原作者の)ヘレンはすごいと思った。誰もがいろんな経験をし、自分の弱さを知り、自信を失うこともあるけれど、そういうのを通じて成長していく。誰もが「分かるなあ」と言いたくなるような、生身の人間らしさが描かれている。