イスラム×パンク──社会派コメディ『絶叫パンクス レディパーツ!』が描く新しいムスリム女性像
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パンク×フェミニズム
川上幸之介著『パンクの系譜学』(書肆侃侃房, 2024)を読むと、パンクには、(1)権威や既定の枠組みへの反逆、(2)疎外のない公正な世界や社会の希求、(3)身近な仲間との連帯、という3つの軸があることがわかる。
1970年代半ばに活動したセックス・ピストルズはパンクの重要な参照点の一つだが、その代表曲で「俺は反キリストでアナキストだ」という歌詞に始まる『アナーキー・イン・ザ・UK』や、国歌と同じタイトルながら「イギリスには未来がない」と繰り返す『ゴッド・セイブ・ザ・クイーン(神よ女王を守り給え)』にみられる政治的反抗心は、後のバンドに脈々と引き継がれていった。
破壊や否定だけでなく、倫理性やコミュニティ意識を重視する潮流が生まれたのは1980年代半ば、米国でのことである。「ガールパワー」を掲げたパンクによるフェミニズム運動もその一つの波であった。
清水晶子著『フェミニズムってなんですか?』(文春新書, 2022)によると、パンク・ロックを通して、男性が支配する社会体制や既存の社会通念に反逆する動きは、フェミニズム運動の「第三波」に位置づけられる。
公的領域での女性の権利獲得に焦点をあてた「第一波」、男女で活動領域を分ける社会構造に異議を唱え、その変革を目指した「第二波」を経て、1980年代終わりから1990年代にかけて広がった第三波では、「女性」と呼ばれる集団の中にも、人種や階級、セクシュアリティなどの点で多様性があること、同じ「女性」であってもそれぞれ異なる抑圧の経験があることが意識された。
個人や個性が強調される一方で、それは、商業主義を通して「自分さえよければそれでいい」「格差や排除にはあえて目を向けない」という感覚が広がりはじめた時代でもあった。フェミニストのパンクスは、そうした風潮に自分たちの音楽やスタイルが利用されたことに苛立ちを抱いたという。
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