アメリカを虜にした「クセ強め人間」に捧げるラブレター...「生き字引」ジム・オヘアが語る『パークス』の裏側
A Walk in the Parks
オヘアは昨年11月に回想録『パーニーへようこそ──友情とワッフルと「パークス・アンド・レクリエーション」の物語(Welcome to Pawnee: Stories of Friendship, Waffles, and Parks and Recreation)』(ウィリアム・モロー社刊)を出版した。
番組の裏話を披露しつつ、半生を振り返る内容だ(ジェリーの妻に扮したスーパーモデル、クリスティ・ブリンクリーとの共演エピソードも楽しめる)。
執筆にはシュアーと共同クリエーターのグレッグ・ダニエルズ、出演陣も協力した。
「本を書くのは僕のアイデアではなかった」と、オヘアは言う。「僕の代理人を通して、出版エージェントから話が来たんだ」
最初は二の足を踏んだ。打ち合わせでも「書きたいことはあるし、経験もある。でも人は僕のストーリーに興味を持つだろうか」と不安を打ち明けた。だが話し始めて数分で、エージェントに「大丈夫、もう本は完成したも同然です」と言われたという。
「あのドラマと共演者とスタッフとプロデューサーと脚本家を、僕はどうしようもなく愛していて、ついそんな気持ちがあふれ出る」と、オヘアは語る。「『パークス』のことになると、話が止まらなくなるんだ。何しろ全話の現場に居合わせたからね」
人生を変えてくれた作品
シュアー、ダニエルズ、主演兼制作のポーラーはオヘアこそ執筆に「うってつけ」だと言い、出版にゴーサインを出した。