アメリカを虜にした「クセ強め人間」に捧げるラブレター...「生き字引」ジム・オヘアが語る『パークス』の裏側
A Walk in the Parks
オヘアが制作陣や共演者に取材すると、「初耳の話が出てきた」という。「それがこの本の魅力。今まで知られていなかったことをファンに伝えられる。この僕が知らなかったくらいだから、誰も知らないはずだ。マイケルとグレッグは特ダネを提供し、誕生秘話を聞かせてくれた」
回想録では、ほかの現場も振り返った。
「『パークス』の出演者とスタッフからは愛情だけを感じてきたから、そうしたエピソードをつづった。僕は芸歴が長いから、よそで共演した人たちとの思い出もある。ジェームズ・スペイダーやキャロル・バーネットやディック・バン・ダイクとのエピソードは楽しんでもらえると思う」
『パーニーへようこそ』を「『パークス』へのラブレター」と呼ぶオヘアには、ほかに『天才少年マルコム奮闘記』や『ベター・コール・ソウル』などの出演作がある。
「『パークス』には本当に感謝している。人生を変えてくれたのだから。その前も仕事には恵まれていたけれど、単発のゲスト出演が多かった。パイロット版がお蔵入りになったり、ドラマが短期間で打ち切りになったりもした。そこへ『パークス』の話をもらって、景色ががらりと変わったんだ」