中島健人が語った海外ドラマ初出演作『コンコルディア』の刺激と挑戦、そしてアイドルとしての自分
“Concordia” Opened the Way for Me
仕事で(2020年の)米アカデミー賞授賞式に行ったことが大きいです。『パラサイト 半地下の家族』がアジアの作品で初めて最優秀作品賞を受賞したんですよね。ポン・ジュノも監督賞を受賞し、同じアジア人として自分もこのままじゃいけないって思った。僕の人生観が変わったのは25歳のそのときです。
──英語はどうやって身に付けたのでしょう。
やはり大事なのは現地に行って話すことで、話すためにはシャドーイングです。常に筋トレをしていると体が強い状態が保たれるのと一緒で、シャドーイングをしていると、海外の方と話すときに舌と頭がすぐに復活する。
──作詞を手がけるなど活動の幅を広げつつ、アイドルはやめないと公言している。キャリアを積むにつれ、自分はアイドルではなくアーティストだと言う人も多いですが。
うーん、そこは「Born to be idol(生まれながらのアイドル)」だと思っている。自分の血液はアイドル型で、その血を否定するつもりはないです。だから新しいアイドルの形をつくりたい。
昔よりもアイドルという言葉は強いパワーを持っていると思うし、その言葉が好きなんです。だからアイドルであり、アーティストであり、俳優でもあるっていう生き方でいいんじゃないかな。