最新記事
配信サービス

Netflix「打ち切り病」の闇...効率が命、ファンの熱が抜け落ちたサービスの行く末は?

Netflix Too Hasty?

2024年11月20日(水)14時31分
ビリー・シュワブ・ダン(エンターテインメント担当)

Netflixドラマ『限界ダディ』

『限界ダディ』 JOHN P. FLEENOR/NETFLIX

「ネットフリックスが打ち切りの決断を急ぎすぎているという議論にも一理ある。『イカゲーム』のように、あっという間に世界中でヒットする作品は例外であり、実際は時間をかけて視聴者を増やしていく作品もある」

Netflix『イカゲーム』予告編


「誰も幸せになれない」

また彼は、ネットフリックスは早期の打ち切り決定が視聴者に及ぼす影響も考えるべきだと述べた。新しい作品が始まってもすぐに打ち切られる可能性が高いと考えれば、視聴者の「見る意欲」がそがれるかもしれないからだ。

最後に、独立系の制作会社シュド・ウィー・スタジオを率いるエリザベス・コックスの意見を聞こう。彼女は、配信打ち切りに関するネットフリックスのやり方が視聴者だけでなくエンタメ業界全体を萎縮させていると考える。

ネットフリックスのような制作・配信会社とクリエーターや視聴者の間にインセンティブの不一致があると、この業界では「誰も幸せになれない」。彼女はそう指摘し、長い目で見れば熱心なファンベースを持つユニークな作品を供給することがネットフリックスの利益になると語った。

「配信会社はお金が欲しい。クリエーターはアートが欲しい。視聴者は娯楽が欲しい。だったら視聴者を楽しませればお金になるのかといえば、必ずしもそうではないと私は思う。視聴者の数と満足度は必ずしも一致しない」

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

イオン、米国産と国産のブレンド米を販売へ 10日ご

ワールド

中国、EU産ブランデーの反ダンピング調査を再延長

ビジネス

ウニクレディト、BPM株買い付け28日に開始 Cア

ビジネス

インド製造業PMI、3月は8カ月ぶり高水準 新規受
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:引きこもるアメリカ
特集:引きこもるアメリカ
2025年4月 8日号(4/ 1発売)

トランプ外交で見捨てられ、ロシアの攻撃リスクにさらされるヨーロッパは日本にとって他人事なのか?

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 2
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2人無事帰還
  • 3
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる唯一の方法
  • 4
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
  • 5
    磯遊びでは「注意が必要」...6歳の少年が「思わぬ生…
  • 6
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「…
  • 7
    あまりにも似てる...『インディ・ジョーンズ』の舞台…
  • 8
    「隠れたブラックホール」を見つける新手法、天文学…
  • 9
    イラン領空近くで飛行を繰り返す米爆撃機...迫り来る…
  • 10
    【クイズ】アメリカの若者が「人生に求めるもの」ラ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?
  • 2
    自らの醜悪さを晒すだけ...ジブリ風AIイラストに「大はしゃぎ」する人に共通する点とは?
  • 3
    ロシア空軍基地へのドローン攻撃で、ウクライナが「最大の戦果」...巡航ミサイル96発を破壊
  • 4
    中居正広は何をしたのか? 真相を知るためにできる…
  • 5
    800年前のペルーのミイラに刻まれた精緻すぎるタトゥ…
  • 6
    ガムから有害物質が体内に取り込まれている...研究者…
  • 7
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 8
    一体なぜ、子供の遺骨に「肉を削がれた痕」が?...中…
  • 9
    「この巨大な線は何の影?」飛行機の窓から撮影され…
  • 10
    8日の予定が286日間に...「長すぎた宇宙旅行」から2…
  • 1
    中国戦闘機が「ほぼ垂直に墜落」する衝撃の瞬間...大爆発する機体の「背後」に映っていたのは?
  • 2
    「テスラ時代」の崩壊...欧州でシェア壊滅、アジアでも販売不振の納得理由
  • 3
    「さようなら、テスラ...」オーナーが次々に「売り飛ばす」理由とは?
  • 4
    「一夜にして死の川に」 ザンビアで、中国所有の鉱山…
  • 5
    テスラ失墜...再販価値暴落、下取り拒否...もはやス…
  • 6
    「今まで食べた中で1番おいしいステーキ...」ドジャ…
  • 7
    市販薬が一部の「がんの転移」を防ぐ可能性【最新研…
  • 8
    テスラ販売急減の衝撃...国別に見た「最も苦戦してい…
  • 9
    テスラの没落が止まらない...株価は暴落、業績も行き…
  • 10
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中