新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクトされる選手に」
OHTANI’S FIRST POST-SEASON
ワールドシリーズ終了2日後、ドジャースは地元に凱旋し、36年ぶりに優勝パレードを行った(前回に優勝した4年前にはコロナ禍のためにパレードは見送られた)。ロサンゼルスの通りを埋め尽くしたファンは推定25万人。大谷は愛犬のデコピンを抱いて2階建てバスに乗り込んだ。
「ここにいるファンの多さにびっくりしている」パレード中にドジャース傘下のテレビ局の取材を受けた大谷は、そう言って目を丸くした。
そして、ロサンゼルスにとって、自分がどんな存在か知っているかと聞かれると、「(地元に)貢献できてとてもうれしい。ここに集まった人たちはみんな、とても温かく僕らを迎えてくれている」と答えた。
祝賀イベントはその後、ドジャースタジアムでクライマックスを迎えた。選手たちが一人ずつ感謝の気持ちを述べると、満場のファンが惜しみない拍手を送る。
大谷は公の場ではたいがい通訳を介して話すが、ここでは英語で直接ファンに語りかけた。
「この場にいること、このチームの一員であることをとても名誉に思います。おめでとう、ロサンゼルス! ありがとう、ファンの皆さん!」
■【動画】珍しく英語で挨拶した大谷翔平 を見る
イベントが終わり、スタンドから人影が消えた後も、スタジアムの内外、いやロサンゼルスの街中が感動の余韻に包まれていた。
ドジャースの関係者、ロサンゼルス市民、日本中の人々、そして大谷と山本をはじめ、この偉業を成し遂げた選手たち全員がこの日共有した熱い思いを永遠に忘れないだろう。