新たな大谷翔平伝説が始まる...「ますますリスペクトされる選手に」
OHTANI’S FIRST POST-SEASON
「ドジャース野球の黄金期」
山本のポストシーズン初戦は地区シリーズの第1戦。パドレス相手に3回5失点と投球は振るわなかったが、それでもドジャースは7対5で勝った。地区シリーズの天王山となった第5戦で、山本は同胞のダルビッシュ有と相まみえた。
ドラマのような名勝負で、両者とも好投し、甲乙つけ難かった。ダルビッシュは7回途中まで投げて2失点、2回と7回にソロホームランを浴びた。
このときダルビッシュは地区シリーズでの対ドジャース戦で2回目の先発だった。2回ともドジャースの強打線を向こうに回し、合計13.2イニングでわずか3失点と、38歳の今なおチームに貢献できる剛腕ぶりを見せつけた。
だが、第5戦で山本はそのダルビッシュを上回る快投で、5回無失点に抑えてみせた。ドジャースはナ・リーグチャンピオンシップシリーズに駒を進め、そこで山本は1試合だけ登板。
メッツ相手に5回途中2失点でリードを死守し、ドジャースは10対2で勝利してリーグ優勝に王手をかけた。続くワールドシリーズでは第2戦の先発を務め、ポストシーズンの自身の登板では最も長い7回途中まで投げて被安打1で1失点と、ヤンキース打線を黙らせた。