ウイスキーは130年間「浮き沈み」してきた...名門蒸留所が「ロングモーン 18年」「ロングモーン 22年」で新たな時代へ
しかし、ウイスキーブームは長くは続かない。1990年代までに幾度となく低迷期を迎えるウイスキー業界の中で、多くの蒸留所が閉鎖に追い込まれていった。それでもロングモーン蒸留所は130年にわたり、ウイスキー作りを維持し、スペイサイドの老舗としてスコッチウイスキーの伝統を守り続けている。
実はこのロングモーン蒸留所、日本のウイスキーの歴史にも影響を与えている。「日本のウイスキーの父」とも呼ばれる竹鶴政孝は、1919年4月に同蒸留所を訪れ、スコッチウイスキーを本格的に学んだ。いま世界を席巻するジャパニーズウイスキーの原点がスコットランドの「ロングモーン蒸留所」にあるのはとても興味深い。
130年の時を経て輝くスペイサイドの隠れた秘宝
今回リリースされた「ロングモーン 18年」と「ロングモーン 22年」はスペイサイドらしい繊細なバランスの取れた仕上がりとなっている。
厳選したアメリカンオーク樽で長期間熟成されたロングモーンのウイスキーは、どちらも度数調整のための加水を行わず、製法にはカスクストレングス(加水をせず、樽出しそのままのアルコール度数になる)と冷却濾過をしないノン・チルフィルタード製法を採用することで、樽から出されたままの味わいが楽しめる。
例えば、「ロングモーン 18年」なら、キャラメルがけのリンゴやハニーケーキ、バタースコッチの華やかだが優しい香りと、カスタード、ココナッツケーキの蜂蜜、ミルクチョコレートの絶妙な甘味と余韻が残る。
一方、「ロングモーン 22年」は、マダガスカル産の高級バニラとヘーゼルナッツのクリーミーな香りにレモンシャーベットのフルーティーさが絡み合い、飲めばドライフルーツやナッツの入ったフィレンツェ風のビスケットが幾度も重なった口当たりの良いまろやかな甘さが余韻へとつながっていく。
130年の時を経て、再び世界に広がるウイスキーブーム。この機会にスペイサイドの隠れた秘宝を堪能し、ジャパニーズウイスキーの原点に触れてみるのもいいかもしれない。
今回リリースされる「ロングモーン 18年」と「ロングモーン 22年」は数量限定のため、この秘宝を味わえるのは今のうちだ。
●問い合わせ先
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
tel:03-5802-2671
www.pernod-ricard-japan.com/brands/domestic/whisky/longmorn/
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