ビリー・アイリッシュがSNSアプリを全て削除 ネット疲れの若手セレブは他にも...
環境メディア協会賞を受賞したビリー・アイリッシュ(2022年10月、ロサンゼルス) Mario Anzuoni-REUTERS
<インスタ上で1億人以上のフォロワーを抱えるZ世代のカリスマが脱SNS宣言した理由とは?>
17歳だった2019年にリリースしたデビューアルバムが世界を席巻し、史上最年少の18歳でグラミー賞主要4部門を独占する快挙を成し遂げたビリー・アイリッシュ。
音楽だけでなく、個性的なファッションや社会問題へのメッセージの発信などでも10代の若者を魅了し、カリスマとして絶大な人気を誇ってきたビリーが、ポッドキャスト番組『コナン・オブライエン・ニーズ・ア・フレンド』に出演し、自身のスマートフォンからSNSアプリをすべて削除したことを明かした。
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1億人を超えるインスタグラムのフォロワー数を誇るビリーが、「ソーシャルメディアはもう見ない」と脱SNS宣言した理由は何だったのだろう。
偽情報に踊らされている
10代になる前からiPhoneがあり、10代になる頃にはすでにインターネットが身近な存在だった世代の一人だと語るビリーは、「私はインターネットの理想的な時代に育ったと感じている。子ども時代を失うほどインターネットに支配されてはおらず、ちゃんとした子ども時代を過ごし、色々な経験もした」とコメント。一方で、インターネットと共に10代を過ごしてきたビリーは自身を「インターネット・パーソン」だと話し、ネットを見ることは日常の一部で、そこに自分に関する情報が含まれていることはあまり気に留めていなかったと言う。
「何年も変わろうとせず、延々と同じように日々動画や投稿を見続けているうちに徐々に自分に関する内容を目にする機会が増えた」と話し、「気持ち悪い」と不快に感じたことがネットを見るのが嫌になった要因だと説明。
さらに、「私はインターネットで読んだものを全て信じてしまう。馬鹿げていると分かっているし、それが真実ではない証拠もあるのにね。ネット上に、本当のことなんてないのに」とも話し、昨今社会問題にもなっているネット上の偽情報に踊らされていることも告白。
自身に関する情報も嘘が多く、「私のことを知らないのにまるで真実を知っているかのように"ビリー・アイリッシュは最低の人間だ"と書かれたこともある」と述べ、「それがネットの怖いところ。みんな騙されてしまう」と苦言を呈し、フェイクニュースやデマがネット上に蔓延していることも理由の一つに上げている。