おなじみの有名人たち、「画像加工なし」だとどう見える? 驚きの比較動画が話題
Pics of Jennifer Aniston, Julia Roberts in Days Before Photoshop Go Viral
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ジェニファー・アニストン Everett Collection-Shutterstock
<画像編集ソフト「フォトショップ」が登場する以前と現在では、私たちが目にするセレブたちの姿はどれだけ変わったのか>
私たちが普段、SNSやニュースサイトなどを通じて目にしているセレブたちの姿は、実際の本人の姿をどこまで正確に反映したものなのか。画像編集ソフト「フォトショップ」が登場する以前と以後で、セレブたちの写真がどう変わったのかを比較する動画を商業カメラマンが投稿し、注目を集めている。
■【動画】画像加工「あり/なし」で有名人たちの顔はどれだけ変わる? 驚きの比較動画
注目を集めているのは、ジェニファー・アニストン、サラ・ジェシカ・パーカーやジュリア・ロバーツが「90年代の写真でどう見えていたか」と「現在はどう見えるか」をまとめた動画だ。この動画をアップしたTikTokユーザーの@caroline_in_thecityは、今では女性セレブの写真がフィルターやエアブラシで加工されているため、彼女たちの自然な姿を反映した写真を見ることはもうできないと主張した。
キャロライン(@caroline_in_thecity)は動画の冒頭で、「90年代の初頭から半ばの、フォトショップが登場する前の話をしよう」と語る。最初に紹介したアニストンの写真は、実は2003年のもので、アニストンが33歳だった時に人気ドラマ「フレンズ」のセットで撮影されたものだが、その後に紹介された画像は、たしかにいずれも実際に90年代かそれ以前に撮影された写真だ。
商業カメラマンであるキャロラインはその後、ありのままのアニストンを写した写真に軽くフィルターをかけ、同じ写真がいま発行されていたらどう見えるかを示した。彼女はその後も、パーカーやロバーツ、ジェーン・フォンダなどのセレブの90年代の写真に同じ加工を施して紹介。「おかしなことに、今ではもう私たちが『生の』画像を見ることはない。全てが編集済みのものだ」と主張した。
報道で使用される写真は加工されているのか
これに対してあるユーザーが、動画の中で紹介された写真の入手元である(世界最大の写真データベースを持つコンテンツプロバイダーの)ゲッティイメージズはフォトショップで加工した写真を禁止しているため、キャロラインの主張は事実と異なると指摘した。
するとキャロラインは、「それは違う。ゲッティイメージズは写真の人物の肌に加工を加えることを許可していて、それを注記する必要はない」と反論し、次のように主張した。「ゲッティイメージズのウェブサイト上にある多くの人物の写真には毛穴がない。肌を滑らかに見せる加工がされている」
ゲッティイメージズの広報担当者は本誌の問い合わせに対して、同サービスの基本理念を次のように説明した。
「我々はコンテンツにエアブラシでの加工は行っていない。ゲッティイメージズは、自分たちで取材したイベントについて、包括的で事実に忠実な記録を提供している。正確性と透明性を保ち、操作や偏見のない画像を顧客に提供している」