「日本推しラトビア人」アルトゥルさん、日本に住みたいですか?
MOVING TO JAPAN?
Courtesy Artur Galata @ArturGalata
<「どこが好き?」「移住の計画は?」ツイッターで大人気のアルトゥル・ガラタに聞いた。実は、日本のほかにも好きな国があるという......>
本誌8月9日/16日号の特集「世界が称賛する日本の暮らし」に登場してもらった他の外国人と違って、日本に暮らしたことは一度もない。
でも日本を度々訪れては、日本の文化や日本語に関するユニークな「発見」を面白おかしく日本語で表現し、ツイッターで大人気のインフルエンサーが「日本推しラトビア人」こと、アルトゥル・ガラタ(27)だ。
本職はフリーのプログラマーである。
日本で色々食べてますが
— アルトゥル日本推しラトビア人 (@ArturGalata) July 18, 2022
羊羹⇒羊入ってない
カニパン⇒カニ入ってない
たぬきそば⇒狸入ってない
きつねうどん⇒狐入ってない
わんこそば⇒犬入ってない
かば焼き⇒カバ入ってない
たい焼き⇒鯛入ってない
おにぎり⇒鬼入ってない
かっぱ巻き⇒河童入ってない
以上、現場からお伝えしました。 pic.twitter.com/6R2eqV7xvc
日本に興味を持ったきっかけは、子供の頃にハマったアニメだった。そこから日本文化や日本語を学び、偶然ラトビアを旅行中だった旅行会社経営の日本人、sho(ショウ)と仲良くなって意気投合。2016年に初来日を果たす。
昨年末には日本でコミックエッセー『アルトゥルと行く! 不思議の国・ジャパン』(KADOKAWA)を出版。現在はジョージアを拠点としている。
コロナ禍でしばらく来られなかったが、今春、2年5カ月ぶりに日本の地を踏んだ。7月半ば、日本からラトビアに帰国したばかりのアルトゥルに本誌・森田優介が話を聞いた。
――ツイッターを見ていると、東京から沖縄まで日本各地を旅していた。
今回で6回目の訪日で、3カ月間滞在した。沖縄は以前にも1度行ったことがあるが梅雨で雨ばかりだったので、ショウさんと話して、無理やり予定を入れた。めっちゃきれいでした。最高!ってなりました。
昨日、石垣島で夜ご飯を食べた後タクシー探しても全然見つからなくて、一時間半歩いて帰る覚悟してたんだけど、途中から真っ暗になりすぎてヒッチハイクしたらすぐに乗せてもらえて無事に帰ることができました!本当に優しい方に出会えて嬉しかったです!また石垣島にきます!ありがとうございました! pic.twitter.com/NfORBeAiCw
— アルトゥル日本推しラトビア人 (@ArturGalata) July 7, 2022
――旅はいつもショウさんと一緒?
日本を一人で旅行したことはない。必ずショウさんや、仕事相手の人が一緒。自分一人では行けない場所にも行けて感謝している。
ショウさんが奈良出身なので、毎回奈良にも行く。コンビニに行くだけでも必ず1頭は鹿に会いますね(笑)。
日本の方と外国の街を歩いていたら
— アルトゥル日本推しラトビア人 (@ArturGalata) May 25, 2022
「あぁ!リスぅ!野生のリスぅ!」
「え!?もしかして、あれってキツネ!?嘘でしょ!?なんで野生のキツネがこんな住宅地に!?すごぉぉぉい!」
っていう言葉を聞いたことがあるんだけど
「いや...ちょっと...鹿...奈良の鹿の方がおかしい...」
と私は言いたい。 pic.twitter.com/T9ACrmszJL
――日本のここが好き、ここが面白いとたくさん発信しているが、何が一番良いところだろう?
本当にいろいろあるが、一つに絞るとしたら日本人の優しさ。商品を改善するときでもお客さんにサービスするときでも、自分より相手の気持ちを考える。(仕事でも)自分のエゴよりチームを優先している。