ゼレンスキー氏、停戦後に「ロシアと協議の用意」 短期間で合意は困難

ウクライナのゼレンスキー大統領は、ロシアとの停戦が実現すれば、いかなる形式でもロシアと協議を行う用意があると述べた。4月4日、キーウで撮影(2025年 ロイター/Alina Smutko/File Photo)
[キーウ 22日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は22日、ロシアとの停戦が実現すれば、いかなる形式でもロシアと協議を行う用意があると述べた。同時に、和平の全ての条件について短期間で合意することは困難との考えも示した。
ゼレンスキー氏はキーウで行った記者会見で、23日にロンドンで実施される西側諸国との高官協議について、ウクライナ代表団は全面的、もしくは部分的な停戦について協議する権限を持つと述べた。
このほか、ロシアが2014年に一方的に併合したクリミア半島について、ウクライナがロシアによる占領を法的に承認することはないと言明。ロシアが占領するウクライナ南部のザポロジエ原子力発電所については、所管を巡る米国からの公式な提案は受けていないと述べた。
また、ローマ教皇フランシスコの葬儀に出席する際、同様に葬儀への出席を表明しているトランプ米大統領と会談する用意があると語った。